![](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130233-705x563.jpg)
本日はスズキ ジムニーのアウターバッフル製作作業を紹介したいと思います。
先日Aピラーにツィーター加工取り付け作業を紹介したお車となります。
まずは取り付けるスピーカーのおさらいです。
![TS-V173S](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2019/04/V173S.jpg)
取り付けるスピーカーはカロッツェリアのTS−V173Sです。
こちらは17cmスピーカーなのですが、取り付けるジムニーは純正状態ではキックパネルのところに10cmスピーカーが取り付けられています。
もちろんこの場所には17cmの取り付けは厳しいですので、今回はドアに新たにスピーカー取り付け部を製作しつつ、アウターバッフル化する作業となっています。
ということで作業に取り掛かっていきます。
![ジムニー純正ドア内張り](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC059981.jpg)
まずはドア内張り、純正の状態でございます。
純正ではキックパネルにスピーカーがありますからドアにはスピーカーがありません。
![ジムニー純正ドア内部](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC059983.jpg)
内張りを取り外すとこのようになっています。
スピーカーがないのでスピーカー取り付け位置はないのですが、ドア左下の方になんとなくスピーカー付きそう?という感じのスペースはあります。
と言っても10cmスピーカーくらいのスペースしかありません。
![スピーカーリング製作](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC069987.jpg)
どんな風にアウターバッフル作ろうかなぁ、と最初に計画することも大事ですが まずはスピーカーを固定するためのリング切り出しを行います。
厚みはウインドーガラスに干渉しないように、でも出っ張りすぎてブサイクにならないように、必要最小限の厚みで左右分2個製作しました。
ちなみにTS−V173Sはカスタムフィットスピーカーですのでインナーバッフルでの取り付けが前提となっております。
ということはスピーカーグリルはありません。ですが、スピーカーグリルも付けて欲しいというオーナー様のご希望だったので、サイズが合うものを探したらヘリックスのグリルがサイズが合いましたので採用しております。
![ジムニー純正ドア内張り](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC069985.jpg)
リングが出来上がれば今度はリングを持ってドア内張りとにらめっこです。
どの位置に取り付けて、どんなデザインにするか検討します。
その結果、ドアポケットを使って一体成形する形で作っていくことに決定!
![ジムニードアにインナーバッフル固定](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC079988.jpg)
そうと決まればアウターバッフルの土台となるインナーバッフルを位置を合わせ固定します。
インナーバッフルと鉄板の間に隙間がある部分はパテを詰めこんで隙間埋めをしています。
こんな感じでインナーバッフルが固定できましたら
![パテ盛り作業](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC090001.jpg)
パテ盛り作業です。
写真では内張りから取り外していますが、内張りをドアに組み付け、アウターバッフルのトップリングも取り付けてパテを盛りつけています。
まだおおよそのデザインでパテを盛っただけの状態ですからライオンみたいになってます。
![パテ削り](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC090002.jpg)
先ほどの状態からパテを削って形を整えるとこんな感じ。
まだパテが足りていないところはありますが およそ狙った形が出てきます。
ここからパテが足りていないところにパテ盛りをして形を仕上げていきます。
そうすると、
![アウターバッフルの形完成](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC110151.jpg)
こんな感じで形完成です!
綺麗にパテが削り終わると撫でた時 気持ちいいですよね(笑)
正直、板金屋さんのパテには敵いませんが、それでも可能な限り凹凸なく撫でた時に滑らかにラインが繋がっていくことを心がけてパテを削ってます!
この作業が簡単なようで意外と難しかったりするんですよね(^_^;)
![鉄板カット前](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC110149.jpg)
アウターバッフルの形が出来上がりましたので次にドア鉄板の方を加工します。
ドア左下にスピーカーが取り付けできそうなホールはあるのですが、10cmスピーカーくらいしか取り付けできそうにない小穴。
このままではスピーカーが当たって取り付けができませんし、仮に取り付けができたとしてもスピーカーの裏側の空気が動きにくく、詰まった音になってしまいますので、インナーバッフルの内径に合わせて鉄板をカットします。
![鉄板カット後](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC110150.jpg)
カット!
これでスピーカー取り付けが出来るようになり、スピーカー裏側の空気も動きやすくなりました!
鉄板をカットした後は錆びないように切り口を塗ってさび止してます。
![ジムニーにアウターバッフル組み付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130204.jpg)
鉄板のカットも終わりましたので最後にアウターバッフルにレザー生地を貼り付けてドアに組み付ければ完成です!
![ジムニーにアウターバッフルを製作しカロッツェリアのスピーカー取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130205.jpg)
そしてスピーカーを取り付けて、
![ジムニーにアウターバッフルを製作しカロッツェリアのスピーカー取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130211.jpg)
ヘリックスのグリルまで取り付けたら出来上がり!
ヘリックスのエンブレムが残っているのですが、取り外すと段が付いてしまうのでオーナー様に相談したところ「そのままでいきましょう」ということでカロッツェリアのスピーカーですがヘリックスのエンブレム残ったままの取り付けとなりました。
![アウターバッフル製作後サイバーナビで音質調整](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130232.jpg)
取り付け後はもともと取り付けられているサイバーナビにて音質調整を行い完成です。
あっ、サイバーナビですのでもちろんネットワークモードでフロント2Wayマルチ接続になっております。
![ジムニーAピラーワンオフ加工完成写真](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130219.jpg)
最後に先日紹介していたAピラーへのツィーター加工取り付け完成写真です!
![ジムニーにアウターバッフル製作](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/01/QC130207.jpg)
納車の際にオーナー様から「やっぱりプロに頼むと違うなぁ」と嬉しいお言葉いただけました(^ ^)
純正で10cmや13cmしか取り付けができない車両でもアウターバッフル化すれば16cmや17cmが取り付け可能になることがあります。
思い切ってオーディオをグレードアップさせたい方はアウターバッフル製作が最良の選択肢になることがありますので、ご依頼お待ちしてますね!