ツィーター(高音)を追加して良い音にする

車内での音楽体験は、ドライブの楽しさを大きく左右します。特に高音域のクリアな再現は、音楽をより豊かに感じさせる要素です。その高音域を担当するツィーターを追加することで車で聴く音楽の音をよくすることができます。
このページでは、車のオーディオシステムにツィーターを追加する方法と、それによって得られる効果についてお伝えしていきます。

ツィーターがない状態ではどんな音になるのか?

ツィーターとはスピーカーの中で高音を得意とするユニットになります。そんなユニットが無い状態では高音域が不足しやすくなります。
高音が不足している状態は簡単にいえばこもったような音になります。
こもったような音の例えとしては人の声であればマスクをしているような状態になります。マスクをした状態でも人の声は聞こえますが、少し曇ったような感じになり聞き取りづらくなってしまいますよね。
音楽でも似た状態になり、ツィーターが無い状態ではこもったような音になり、細かな表現や透明感が再現しづらくなります。結果として、音楽を聴く楽しさが低減してしまいます。

ツィーターの追加目的

ツィーターが無い状態ではどんな音になるのかは先ほどお伝えしました。ということはツィーターを追加する目的は、高音域を補強し、クリアな音な音にし、細かな表現やディテールを豊かにし、より楽しく音楽を聴くことになります。

ツィーターの基本

ここで改めてツィーターとはどう言ったものなのかをお伝えさせていただきます。
ツィーターとはスピーカーシステムの中で高い周波数を担当するユニットです。具体的には約4kHzより高い周波数の音を担当しています。もちろんユニットの設計によってこの周波数は変わってきます。
5kHzより高い周波数のものや、1kHzと言ったツィーターにとってはかなり低い周波数から担当できるユニットもあります。
ちなみに、この低い周波数から担当可能なツィーターはワイドレンジツィーターなどと呼ばれたりしますのでツィーターの中では少し特殊なタイプになります。
約4k Hzより高い周波数の音はドアなどに取り付けられているウーファーや中音域を得意とするミッドレンジなど他のユニットでも鳴らすことは可能です。
ですがウーファーやミッドレンジは高音を鳴らすことがそれほど得意ではありません。なので、音としては高音域は鳴っているけども乱れた状態の高音となってしまいます。
そこで高音域を得意とするツィーターが活躍する!ということになります。

ツィーターの追加効果

では改めてツィーターを追加することで得られる効果についてお伝えすると

音質の向上

今まで不足していた高音がツィーターを追加することで高音部が豊かになります。そうすることで音楽全体がクリアに聞こえるようになりますし、今まで聴こえていなかった音が聴こえるようになったりと、全体的な音質が向上します。

聴感上の快適さ

ツィーターを追加することで音がクリアになり、音が聞き取りやすくなり、音楽を聴くことが快適になります。そして聴き取りやすくなるということは今までよりも音量を小さくしても聴こえやすくなる場合もあります。音量が小さくなることでそれだけ耳への負担も減りますので長時間聴いていても疲れにくくなることがあります。

聴くことが楽しくなる

やはり1番の効果は音楽を聴くことが楽しくなることです。音楽を聴くことが好きな方は、やはり少しでも良い音で聴きたいと考えておられると思います。そんな方が良い音で聴ける環境を手に入れたら音楽を聴くことが楽しくなるのは当たり前ですよね!

ツィーターの選び方

ツィーターを追加したい!と思った際に選ぶのは『ツィーターだけの単体販売されているもの』になります。ただ、スピーカーはセットで販売されていることが多いのでツィーター単体販売となると少し選択肢は少なくなります。
ですがツィーターを選ぶ際には、以下の点を考慮しながら選んでいただけると良いかと思います。

音色の好み

ツィーターにも音色、音の特徴があります。ですのでその音色、特徴が好みに合うものを選んでいただくとより良い結果になります。
音色の例として『カチッとはっきりとした音』『柔らかくふわっとした音』などがあります。
この音色を好みと逆のものを選んでしまうと取り付けた後に「思っていたのと違う・・・」となってしまいますので、ツィーター選びの際にはあなたの音色の好みとツィーターの音色について考えながら選んでいただくと良いです。

デザイン

ツィーターが取り付けられていない車両にツィーターを追加するということはほとんどのケースで見える場所にツィーターを取り付けることになります。
そうなるとやはり取り付け後の見た目は選ぶ際の要素になるかと思います。
見た目が好みか、そうでないのか、というのも重要ですが、大きさも重要になります。
サイズが大きければ存在を主張します。もちろんツィーターの存在を主張したい方には大きいサイズが好まれますが、存在感を少なくしたい方には小さなものがおすすめとなります。
ですのでツィーターを選ぶ際には実際に設置する際にはどこに設置するのか、そして設置後はどのような見た目になりそうなのか?といった点もイメージしながら選んでいただけると良いかと思います。

予算

何をするにも予算は関わってきます。もちろん希望としては『コストパフォーマンスの良いもの』『安くて良い音のもの』『安くても効果があるもの』だと思います。ですが品質、クオリティが高いものは値段も高い傾向にあります。
となると「自分はどれくらいのクオリティのツィーターで満足するのだろうか?」といったことも考えていただけるとどれくらいの予算が必要なのかがなんとなくわかってくるかと思います。

ツィーターの取り付け場所

ツィーターが無い車両にツィーターを取り付ける際に設置場所の候補としては一般的に『ダッシュボードの上』と『サイドミラー裏側の三角パネル』もしくは『ドア上部』があります。
どこに設置するのが正解、というのはケースバイケースで変わったり、好みによって変わりますので、それぞれの場所の簡単なメリット・デメリットについてお伝えします。

ダッシュボードの上

ダッシュボードの上に取り付けた際のメリットは比較的多くの車両で取り付けがしやすく、音質的に有利な向きに設置がしやすいことになります。また、目の高さに近くなることも音質的なメリットとなります。
メリットに対してデメリットは、どうしても視界に入る部分になりますので邪魔に感じたり、存在感を主張してしまうことになります。そして車両やツィーターのサイズにもよりますが、場合によっては若干フロントガラスの視界を遮ってしまうこともあります。
ですがツィーターの存在をアピールしたい方にとっては逆にメリットになるかもしれません。

三角パネル、ドア上部

次にサイドミラー裏の三角パネルやドア上部に取り付けた際のメリットですが、こちらはもちろん車両によりますが、邪魔になりにくい。存在感を感じにくいところです。なので、ダッシュボードの上にツィーターを追加したく無い方には良い場所になります。
メリットに対してデメリットは、音質面としましてはリスナーとツィーターの距離がダッシュボード上に取り付けるよりも近くなりやすいので、高音が強くなりすぎたり、高音の存在感が強くなりすぎたりすることがあります。もちろん音量の調整などが出来れば解消できるデメリットではあります。
そしてもう一つのデメリットは雨水がかかる可能性があることです。三角窓もドア上部もドアです。となりますと、ドアの開閉に合わせて動きます。雨が降っている際にはどれだけ気をつけてもドアの開閉時に少しは雨がかかってしまいます。その時にツィーターにも雨がかかってしまう可能性がある、というのはデメリットになるかと思います。

取り付けの依頼先

次に考えていただきたいのがツィーターの取り付け依頼先です。
ご自身でツィーターを追加で取り付けることができる方は良いのですが、一般的にはツィーターの取り付けをどこかに依頼されると思います。
その際の候補として

・カーディーラー
・カー用品店
・カーオーディオ専門店

などがあると思います。
『ツィーターを新たに追加する、取り付ける』という結果だけ考えれば上記の3つに大きな違いは無いかもしれません。
ですが、取り付けを行う前を考えると違いが見えてきます。
取り付けるツィーターの提案できる種類の多さ、取り付け場所の提案力、ツィーターの音質や特性、車両の現状を踏まえたおすすめ、などを考えると、

カーディーラー カー用品店カーオーディオ専門店

となってきます。なので、取り付け後のことだけではなく、取り付け前のことも考えながら取り付けの依頼先を検討されることをおすすめいたします。
とはいえ、相談しやすいところ、依頼しやすいところにお願いすることが一番かと思います。

ツィーターを追加する際の注意点とデメリット

今までツィーターが無い状態ではどんな音になるのか、と言ったところから、ツィーターの目的や効果、選び方、取り付け場所、などのメリット関係をお伝えしてきました。なので最後にデメリットと言いますか、少し注意しておいて欲しいことをお伝えさせていただきます。
ツィーターを追加することで音楽を聴くことが楽しくなりますが、その後の考え方・気持ちが大きく分けると2通りあります。
それは、ツィーター追加することで『満足する』方と『もう少し良くしたい』という方です。
『満足』された方の場合には問題ないのですが、『もう少し良くしたい』方の場合には少しデメリットがある場合があります。
具体的にはツィーターを追加して音が良くなったのなら次の候補として考えられるのはドアのスピーカーになります。「ではドアのスピーカーを交換しよう!」となった際の問題点は『ドアのスピーカーはほとんど単体販売されていない』というところです。なのでドアのスピーカーを購入しようとするとほとんどの場合はツィーターとセットで購入することになってしまいます。
そうなるとツィーターが2セットある、1セット残ってしまう。という状態になり、もったいないことになります。
これも1つの勉強代、と思っていただけるのでしたらデメリットではないですけども、少しでも無駄を無くしたい、勿体無い状態は避けたい、ということでしたらツィーターを取り付ける前に「ツィーターの追加で満足するだろうか?」と言ったところも少し考えていただけると良いかと思います。
もしも、その先の良い音にも興味が湧きそうだな、と思われたらツィーターの追加だけでなく、ドアスピーカーも含めた2Wayスピーカーの取り付けの方が最適な選択となる可能性もあります。

これから行うことの結果を予測し、さらに自分がどのように感じるのかまで予想するのはとても難しいことです。なので正解はないですが、事前に「どうだろうか?」というのは少し考えてみることは良いことだと思いますよ。

ツィーターを追加することでドライブがどのように変わるのか?

最後に改めて ツィーターを追加することで、車内で音楽を聴くことが楽しくなります。とはいえ、車内で聴く音楽が良い音に変わるということがどういうことなのかを知らない方が多いのは事実です。ですので、この記事で紹介したポイントを参考に、あなたにとって最適なツィーターを選び、ツィーターを追加することでどんな風に音が良くなるのか、そして音楽がどのように聴こえるようになるのかを体感していただきたです!
きっと良い音で聴く音楽と共にドライブをすることが楽しくなりますよ!

音楽や音質の好みは食べ物の好みと同じように人それぞれ異なります。
愛車でドライブする時に『好きな音楽』を『好みの音質』で楽しめたらドライブがもっと楽しくなると思いませんか?
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