カーオーディオ基礎講座 第27回

こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことや、これからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っておりますので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

フロント3Wayスピーカーとは?

今回は3Wayスピーカーについてお伝えしていこうと思います。
ただ、今回とは言いましたが3Wayスピーカーについてお伝えしていこうと思うと内容が多くなりますので、これから何回かに分けてちょっとずつ3Wayスピーカーについて「どういったものなのか」後は「3Wayスピーカーにするメリット」「なぜ3Wayなのか?」といったことをお伝えしていこうと思います。

3Wayとは?

まずは3Wayスピーカーがどういったものなのか?というところですが、
音楽信号というのは低音から高音まで入っています。
この低音から高音までの信号を「フルレンジ」や「全帯域」と言ったりするのですが、このフルレンジ信号を3つの帯域(簡単に言うと低音・中音・高音)に分けて、その各帯域を得意とするスピーカーに鳴らしてもらうものになります。
ということでスピーカーは低音用・中音用・高音用と3種類になります。

各スピーカーの名称など

もう少し具体的に言うと、低音の担当するのはカーオーディオの場合はドアスピーカーです。
名称は「ウーファー」だったり後は「ミッドバス」「ミッドウーファー」などと色々な呼ばれ方があります。
ですが、一番分かりやすく言うとドアに取り付けられているスピーカーとなります。
サイズ的には大体16cmや17cmのものが一番主流なサイズとなっています。

次に中音を担当するのはスピーカーの名称は「ミッドレンジ」だったり「ミッドハイ」あとは「スコーカー」などと呼ばれています。
サイズ的には大きな物で10cm位のものもありますが、カーオーディオの場合だいたい8cmから5cmぐらいのサイズのものが多いです。
形状の種類としてはドアスピーカーと同じコーン型のものやツィーターによくあるドーム型と同じ形したものなどあります。
サイズや形状はいろいろあったりしますが、このミッドレンジが中音を担当するスピーカーとなっています。

そして高音を担当するスピーカーの名称は「ツィーター」です。
ツィーターもサイズや形状はいろいろあるのですが、一番メジャーものはドーム型形状で28mmや26mm位のものです。

上記三種類のスピーカー、いろいろ呼び方があるとは言いましたが「ウーファー」「ミッドレンジ」「ツィーター」が代表的な呼び方になります。

3Wayとは3種のスピーカーでフルレンジを鳴らすスピーカーです

この3種類のスピーカーに各帯域の信号を送り、音楽を鳴らしてもらう。
そしてその三つの音が合わさってフルレンジ(全体域)の音・音楽を鳴らす。というのが3Wayスピーカー、または3Wayシステムということになります。

少し小ネタを

少し余談ですが、このフロント3Wayシステムは片側3スピーカーなので左右で6つのスピーカーが取り付けられています。
この状態を自動車メーカーがカタログなどに表記する際にはフロント6スピーカーと書かれることが多いです。
オーディオ的に言えばフルレンジ信号を三つの帯域に分けて再生する場合は3Wayスピーカー・システムという形で読んでます。

このあたりは呼び方が少し違うのでややこしく感じる方もおられるかもしれませんね(^^;

サブウーファーを追加した時は?

あとはウーファーとミッドレンジとツィーターで3Wayと先ほどお伝えしましたが、そこに更にサブウーファーを追加したらどうのような名称になると思われますか?
先程からの話の流れでいくと、フルレンジの信号をサブウーファーまで含めて4分割するので「4Way」と考えられる方がおられると思います。
4Wayと言う呼び方も間違いではないのですが、カーオーディオの場合は4Wayと呼ぶよりも「フロント3Way + サブウーファー」と呼ばれることが多いです。
なぜそのような呼び方になっているのかははっきりわかりませんが^^;
こう呼ばれることが多い、と言うことを覚えておくと少しだけためになると思います。

また、フロント2Wayにサブウーファーを追加した場合も同じように「フロント2Way  + サブウーファー」と呼ばれることが多いです。

3Wayスピーカーのメリット

では話を戻しまして、この3Wayスピーカーのメリット・良いところなんですが、単純に言ってしまうと2Wayより3Wayの方が「音質的に有利だから・音を良くしやすいから」です。
ただ「音質的に有利・音を良くしやすい」と言うのはすごく単純に比べた時の話になりますので、細かな話を含めたり、条件次第では3Wayの方が2Wayよりも必ず音が良い!と言うわけでもありません。

ですが、基本的な話としましては3Wayは2Wayよりも「音質的に有利・音を良くしやすい」ということが言えます。
これが一番主流な2Wayではなくスピーカーの数を増やして3Wayにする1番のメリットではないかと思います。

いかがでした?

今回は「3Wayスピーカー・システム」がどのようなことをしているのか、あとは各スピーカーの名称や役割、そして3Wayスピーカーにするメリットについてザックリとですがお伝えさせていただきました。

まずは3Wayスピーカーを知らない方やどんなものなのかわからない方にどんなものなのかをおよそわかってもらうためにライトな感じでお伝えさせていただきました。

次回以降はもう少し詳しい内容をお伝えしていこうと思いますので、続きが気になる、今回の内容が面白かったと思われた方は次回も見ていただけると嬉しいです(^^)

動画もあります

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
内容はほぼ同じ内容をお伝えしております。

第26回 インナーバッフルとアウターバッフルの違い

前回アウターバッフルについてお伝えしたのですが、今回は『インナーバッフルとアウターバッフルの違い』を5つの特徴を挙げてそれらを比較する形でお伝えして行こうと思います。

第26回はこちら

第28回 なぜフルレンジ信号を3つに分けるのか?

今回は3Wayスピーカー、なぜフルレンジ信号を3つに分けるのか?という理由についてお伝えするためにスピーカーの特性・得意・不得意についてお伝えしていきます。

第28回はこちら

カーオーディオ基礎講座 トップ

音楽や音質の好みは食べ物の好みと同じように人それぞれ異なります。
愛車でドライブする時に『好きな音楽』を『好みの音質』で楽しめたらドライブがもっと楽しくなると思いませんか?
車内で過ごす時間・ドライブを今まで以上に楽しみたい!そんなあなたの為にあなた好みの心地よい音質、そしてお気に入りの音楽をもっと楽しめる時間をご提供をしております。
九州でカーオーディオのことなら福岡市南区にあるTONEまで!



《お問い合わせ》


「ホームページを見た」とお伝えください
営業時間:10時〜19時
定休日:火曜日

PAGE TOP