こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことやこれからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っております。
ですので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。
それでは早速始めていきましょう!
基礎講座 第10回目のテーマは『スピーカー選びの方法とポイント』についてです。
車に取り付けるスピーカーを選ぶ際 皆さんどうやって選んでますか?
詳しい人に相談する、ネットでレビューや売筋を調べる。など色々方法はあるかと思います。
僕がオススメするスピーカー選びの方法は『実際に聴いてみる』ことです。
実際に聴いてみる。『試聴』て言われることなんですが、これが一番間違いない方法だと思ってるいますのでこの方法をお勧めさせてもらってます。
今回はスピーカー選びに『試聴』をオススメする理由と試聴する際の『ポイント』をお伝えしていこうと思います。
早速ですが なぜ『試聴』することを勧めているのかと言いますと、それは 人それぞれ音の好みや、感じ方が違うから、そしてその違いをしっかりと判断するためには自分の耳で確かめる必要があるからです。
そのスピーカーを聴いたことがある人のコメントを聞いただけでは分からないこともありますし、ネット上に書かれているレビューを見るだけでも分からないことがあります。
レビュー自体は非常に参考になるのですが、オーディオの場合だと人それぞれ好みがあるのでレビューを書いてる人と自分の好みが一緒かどうかがわからないものです。
「音の好み」と言うとイメージがつきにくいかもしれませんので、僕の好きな食べ物で例えさせていただきますね。
僕はちょっと辛いもの、ピリ辛のものが好きなんですけど、激辛はダメなんです(^_^;)
このピリ辛も人それぞれ度合いが違いまして、ある人がピリ辛だと言った食べ物を食べても僕にとってはあまり辛く無いことや、逆に辛すぎる事なんかがあります。
じゃあその食べ物が僕にとってピリ辛なのかは実際に食べて見るしか分からないんです。
オーディオやスピーカーもこのピリ辛度合いと一緒で、実際に聴いてみる、試聴してみないことにはどのような音がするのか、またどのように感じるのか、と言うことが判断できないのです。
スピーカーの場合ですと、ある人が「すごく柔らかくて聴き心地がいい音がするスピーカーだよ」と言われたとしても実際に聴いてみたら柔らかすぎて気持ち悪く感じることもあるかもしれません。またはもうちょっと柔らかい音の方が好きだなぁって言うこともあると思います。
こう言ったコメントやレビューだけでは分からない微妙なサジ加減だったりバランスなどは実際に聴いたり、いろいろなスピーカーと比べてみる必要があるので、自分に合うものを選ぶ為には『試聴』することが1番の方法だと思っています。
ちょっと余談ですが、
レビューはあてにならないような言い方をしましたがそうではありません。
レビューを書いている人が自分の感覚・好みに近いな!と言う人が見つかればその人のレビューは信用できるものだと思います。
ただ、自分と同じ、または近い感覚の人を見つけることは難しいです。
なので、レビューを書いた人の感覚や好みが分かるようになる、または書いた人の感覚や好みを考えるようになるといいと思います。
そうすれば『その人がこう言うんだったらじゃあ自分にとってはこんな風に感じるかな』という風に感覚のすり合わせができるようになったりするからです。
レビューもただ見るだけではなくて その先、そのレビューを書いた人の感覚や好みまで考えながら見ていくと非常に参考になるのでは無いかと思います!
先ほどからスピーカー選びの方法として『試聴』することをおすすめしていますが、次は実際に試聴をする際の『ポイント』をお伝えしようと思います。
まず試聴するときの音源です。
これは普段自分が聴いている音源・曲で試聴してください。
なぜかと言いますと一回も聴いたことがないと音源でスピーカーを試聴してもどんな風な音で鳴ったら正解なのかわかりませんので、今聴こえている音質をどのように判断していいか難しいものです。
スピーカーを試聴しにお店に行けば試聴できる曲を置いていたりしますので、その曲を聴かせてもらうことが出来るかもしれないですが、その曲を知らないとどういう風な音でなれば正解なのか、どう鳴って欲しいのかが分からないと思います。
そうなるとそのスピーカーを自分の中で評価が出来なくなってしまいます。
なので自分が普段聴いてる曲・よく知ってる曲・またはこの曲を良い音で聴きたいんだ!という曲があればその曲で試聴をする。これがスピーカーを選ぶ時に分かりやすい曲になると思います。
次に『出来るだけ同じ環境で聴く』です。
試聴が出来るお店はたくさんありますが、販売しているスピーカー全て試聴できるお店は無いと思います。
そうなると色々なスピーカーを聴こうと思えば量販店でちょっと聴かせてもらったり、専門店でちょっと聴かせてもらったり、と言う風になると思います。
その時に専門店の場合はあまりプレーヤーの音質設定を変えている事は無いと思うのですが、量販店の場合だと誰でも気軽にプレーヤーを触れる状態になっていますので、プレーヤーの音質設定が変わってしまっている場合や、イコライザーが設定されている場合があります。
そうするとそもそもプレーヤーから出力されている音質が変わってしまっていますので、この状態ではスピーカーの音質が判断しにくくなります。
なので、量販店などで試聴される場合は簡単に音質設定が変えれるのであれば出来るだけ音質設定はフラットな状態、調整項目をオフにした状態にして、スピーカーを素の状態にして聴くことを心がけてください。
そうすることでスピーカーを試聴した経験が自分の中にデータとして残っていきますので、他のお店で試聴をさせてもらった時にもそのデータと照らし合わせて比較が出来るようになると思います。
最後に『普段 車の中で聴くぐらいのボリュームで聴く』です。
スピーカーを試聴する際に普段聴いているボリュームより極端に大きかったり、極端に小さかったりするといつも音楽を聴いている条件と違う状態になりますので、スピーカーの音質の感じ方がちょっと変わってきたりします。
なので普段大きな音で聴くことが好きな方はそれに近いくらいの大きな音で試聴した方が分かりやすいと思いますし、普段ボリュームをあまり上げない方はそれに合わせてちょっと小さめな音、耳に入ってくる音が普段と同じぐらいの感じになる音量で聴いてもらうとスピーカーの音色が分かりやすくなり、実際に取り付けた時に『アレッ?』となることが少なくなると思います。
上記の3点を気にしてスピーカーの試聴をしていただいたら必ずとは言えないかもしれませんが、「これだっ!」と思うスピーカーにいつか出会えると思います。
そしてそのスピーカーに出会えた時にスピーカーを車に取り付けてみるっていうことが良いことだと思います。
なので、スピーカーを交換してみようかな、と思った際にはどんどんいろんなスピーカーを試聴してみてくださいね!
今回はスピーカー選びのおすすめの『方法』とその『ポイント』についてちょっとお伝えさせていただきました。
スピーカーを今までに変えたことがあるという方はもうその時点で経験値があるので自分なりのスピーカーの選び方ができると思うんですけど、初めてスピーカー交換をしようと思う方は今回お伝えした『できるだけで実際にスピーカーの音を聴いてみる』そして実際に聴く際のポイントは「普段聴いている音源で試聴する」そして「音量は普段聴いてるくらいの大きさ」あとは「何店舗かお店を回って試聴をする際には出来るだけ条件を近づける」
この方法と三つのポイントを意識してもらえるとスピーカー選びがしやすくなるんじゃないかなと思います。
今後もこういった感じでライトな専門知識だったり、豆知識みたいなところからもうちょっと難しいところまでお話することもありますので、こう言った話、面白いな とかタメになるなと思っていただけたらまた次回も見ていただけたら嬉しいです 。
文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
ただ内容としましてはほとんど同じことをお伝えしております。
動画ですが「観る」というよりは「聞く」という感じになっております。