BMW 220i のフロントスピーカー交換作業を行いました。
最近のBMWのスピーカー構成は運転席、助手席の下にミッドバスユニットが取り付けられ、
ドア上部にミッドレンジが取り付けられている構成です。
ハーマンカードンなどのオーディオオプションを取り付けられている場合は
さらにサイドミラーの裏側のパネル部にツィーターが取り付けられるのですが、
標準ではツィーターはありません。
ですので高域が不足して曇ったような音になりがちで音に不満をお持ちのオーナー様が多いです。
今回のオーナー様の純正オーディオの曇ったような音に不満をお持ちの一人で、
もう少し音をよくしたいということで
フランスのブランド、フォーカルの日本国内企画スピーカーセット、
ES 100 K for BMW をお選びいただき、取り付けとなりました。
スピーカーセットの内容は
ドア上部につけるスピーカーと、ミラー裏パネルに取り付けるツィーターと、それらのスピーカーに
適切な音楽信号を分配するためのパッシブネットワーク、そしてドアスピーカーを取り付けるのに必要となるインナーバッフル、
あとは追加引き回すスピーカーケーブル、そしてオマケ程度ですがデッドニング材が入っています。
シート下のミッドバススピーカーはそのまま純正スピーカーを使用する内容のセットですが、
音の変化は大きく人気のセットです!
それでは交換作業の内容を紹介していきます!
まず今回はドアのスピーカー交換作業ですので内張を取り外します。
まずは交換前の純正の状態です。
その内張を外すと、
純正スピーカーが現れます。
以前のモデルは内張側にスピーカーが付いていましたが
現在のモデルはドアの鉄板側にスピーカーが付くようになりました。
そして今回はツィーターをミラー裏のパネルに取り付けますので
ミラー裏のパネルも取り外します。
ドアがすっきりとしたところでまずはツィーターから取り付けを行います。
今まで付いていたパネルではツィーターを取り付けても音が出てくる穴がありませんでしたので、
ハーマンカードンのオプションパネルを用意していただき、そちらにツィーターを取り付けていきます。
今回用意していただいたハーマンカードンのパネルにはツィーターが付属していますので
せっかくなのでハーマンカードンとフォーカルを並べてみました♪
そしてフォーカルのツィーターを実際にパネルに組み付けると
うっすらと黄色いツィーターが見える感じでスッキリと取り付けが出来ます。
あとは今までのパネルと同様にドアに組み付ければツィーターは完成です!
ツィーターが終わると次はスピーカーケーブルを引き回しておきます。
今まではミッドレンジのみしかありませんでしたので1本しか接続するケーブルがありませんが、
今度はツィーターとミッドレンジの2つのユニットになりますので
スピーカーケーブルを分岐しないといけません。
ですがただ分岐しただけではツィーターに低音信号も入ってしまし破損してしまいますので
信号を適切な帯域に分割するためにパッシブネットワークをドア内部の空いたスペースに取り付けます。
そしてそこから出た信号をツィーターとミッドレンジまで付属のスピーカーケーブルを使って
引き回して配線作業は完了です!
ここまで終わればあとはミッドレンジの取り付けです。
まずはセットに付属しているインナーバッフルを取り付けて
その上にミッドレンジを取り付けます。
とそのまえにせっかくですのでミッドレンジも純正とフォーカルを並べてみました
明るい黄色ですので見た目にも違いがはっきりしていますね!
実際に取り付けるとこのようになります。
あとは内張の裏側に付属のデッドニング材を貼り付けたら
内張を元に戻してスピーカー交換作業完了です!
通常、純正位置にスピーカーを取り付けると組み付け後は見えなくなってしまうので
交換したかどうか見た目でわからなくなってしまいますが
フォーカルのスピーカーですとうっすらと黄色が見えますので
見た目にも交換したのがわかるところがいいですよね♪
取り付け後は動作の確認と接続の確認をして問題がなければ
音の調整を行って完成、納車です。
今回はスピーカーの交換だけですのでメインユニットは純正のままですので
調整機能はほとんど付いていませんが、できる限りの調整と、
あとはパッシブネットワークにツィーターのレベル調整がついていますし、位相の切り替えもできますので
その辺を合わせ込んで調整を行っています。
納車の際には音の変化をオーナー様に確認していただき喜んでいただくことができました^_^
BMWの純正オーディオに物足りなさを感じてるオーナー様、
もうちょっと音をよくしたいならスピーカー交換なんていかがですか?