本日はマツダ CX−3 のスピーカー交換とアンプ内蔵プロセッサー取り付け作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はオーディオの音質アップはしたいけれどもそれほど詳しいわけでも無いので、何かオススメは無いでしょうか?ということでご相談をいただきました。
ということで、おおまかなご希望を伺ったところ、今後 徐々にシステムアップしていくというよりは今回の1回で完成するようにしたい。とのことでしたので、ご予算内でバランス良く音質アップが出来るようにスピーカー交換とアンプ内蔵プロセッサー取り付けを提案させていただき、取り付け作業となりました。
ということで取り付け作業に取り掛かりたいと思います。
まずはスピーカー交換を行っていきますのでドア内張りを取り外します。
そうするといつものように純正スピーカーが現れます。
スピーカーに近寄ってみるとこんな感じです。
純正スピーカーでよくある見た目のペーパーコーンスピーカーです。
こちらのスピーカーを交換していきますので、
まずは取り外します。
最近のマツダ車はドア内張り内部が樹脂パネルで覆われていますのでサービスホールが無いのは良いのですが、その樹脂にスピーカーを固定する形になりますので、今ひとつ強度に不満があります。
あっ、強度に不満があると言っても壊れたり外れたりするという意味では無いですよ^^;
その強度に不満がある点を改善するべく今回のインナーバッフルはカロッツェリアの鉄バッフルを採用させていただきました。
こちらの鉄製バッフルは金属製ですので強度が高いことはもちろんのこと、種類の異なる金属を複合的に使用することで金属特有の鳴きが発生しにくいようにしてあるものになります。
この鉄製インナーバッフルが非常に優秀ですので、カロッツェリアスピーカーをインナーバッフルで取り付ける際にはとてもオススメですよ!
インナーバッフルの固定まで終わったらスピーカーを取り付ける前にドア制振を行います。
今回はご予算の関係上全面制振まではできませんでしたが、マツダ車で一番気になるインナーパネルの樹脂部分を部分的に制振いたしました。
スピーカー周りを集中的に制振しても良かったのですが、パネル全体をまんべんなく抑えていきたかったので少し隙間はありますが樹脂パネルの全体的に貼り付けております。
ドア制振が終わればスピーカーの取り付けです。
カロッツェリアの鉄バッフルを取り付けている時点でお分かりかもしれませんが、今回はカロッツェリアのスピーカーを取り付けです。
カロッツェリアのカスタムフィットスピーカー、TS−C1730S です。
スピーカーを鉄バッフルにがっちり固定したら仕上げにバッフルに付属してくるスポンジテープをスピーカーの周りに貼り付けてドアのスピーカー交換完成です。
ということでお次にツィーターを交換していきます。
CX−3はダッシュボードに純正ツィーターが取り付けられています。
見た目が変わらないようにスピーカーの交換をしてほしい。というご要望でしたので今回はこちらの純正位置にツィーターを取り付けていきます。
取り外した純正ツィーターとカロッツェリアのツィーターを並べて比較してみました。
カロッツェリアツィーターの良いところが純正ツィーターとサイズがほぼ同じで作られていますので、今回のように純正位置に取り付けがしやすいところです。
片側だけカロッツェリアツィーターに交換してから並べてみました。
裏側から見るとカロッツェリアの方が小さく見えるくらいですね!
両方ともカロッツェリアのツィーターに交換したらあとは元どおりダッシュボードに取り付けたらツィーターの交換も完了です。
これでスピーカー交換作業が終わりですので、お次にアンプ内蔵プロセッサーを取り付けていきます。
はい、いきなりですがプロセッサーの取り付け完了です。
今回取り付けたプロセッサーはスピーカーと同じくカロッツェリアのアンプ内蔵プロセッサー DEQ−1000A です。
こちらは定価が28,000円とお手頃な価格ながらアンプを4ch内蔵しており、さらにサブウーファー用のRCA出力まであるのでフロント2Wayマルチ + サブウーファーや、フロント+リア+サブウーファーなどのシステムを構成することができます。
また、内蔵アンプからグレードアップしたくなった時にもサブウーファーだけでなく、さらに4chRCA出力がありますので外部アンプへシステムアップも可能という優れものです!
そのDEQ−1000Aに純正アンプから出力されている音声信号を入力し、そこからツィーターとドアスピーカーに出力信号を接続しています。
今回はツィーター用にスピーカーケーブルを追加し、ドアスピーカーは純正ケーブルを流用することで低コストでフロントマルチ接続に変更しております。
スピーカーケーブルはもちろん全て引き直す方が音質は良いのですが、その分費用が大きくなってしまいますので、純正ケーブルを流用しながら最低限の追加でマルチ化するならこの方法が1番お手頃かと思います。
プロセッサーの取り付け位置は運転席下に取り付けております。
これでスピーカー交換とアンプ内蔵プロセッサー取り付け作業は完了です。
ツィーターは純正位置に取り付けておりますので見た目が変わっておらず、
ドアスピーカーもインナーバッフルでの取り付けですからスッキリと取り付けが出来ております。
見た目は変わらずともスピーカーはしっかりと変わっていますし、プロセッサーまで追加しておりますので音質はしっかりと良くなっていますよ!
最後に純正オーディオの音質調整機能は全てオフにして取り付けたDEQ−1000Aの調整機能を使って音質を整えてから納車させていただきました。
といった感じでマツダ CX−3のスピーカー交換とアンプ内蔵プロセッサー取り付け作業の紹介でした。
マツダ車はマツコネが付いているのでナビだったりプレーヤーを交換することができませんが、今回のようにスピーカーを交換したり、プロセッサーを追加することで音質を良くしていくことができますので、マツダ車で音楽を楽しみたい方はお気軽にご相談くださいね(^-^)
追伸。
カロッツェリアのプロセッサー DEQ−1000A はUSBケーブルを介してスマートフォンの音楽を流すことができます。
今回は接続に必要となるUSBケーブルをセンターにある小物入れの奥から出してきました。