本日はメルセデス・ベンツ Ｃクラス（Ｗ２０６）のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は以前の車両でもスピーカー交換をさせていただいておりましたが、乗り換えられたということで新しい車両もスピーカー交換をご依頼いただきました。

それでは早速ですが作業を紹介していきます。

Ｗ２０６型のＣクラスは今回が初めての作業となります。
ざっくりとした感じではＷ２０５と近い感じかな、といった雰囲気ですが、ミッドレンジスピーカーの取り付け位置が少し下に変わっていますね。

先程の内張を取り外すとこのようになっております。

ちなみにこちらの車両、サイドミラー内側のパネル部分にツィーターを取り付けるスペースはありますが、ツィーターは取り付けられておりません。
ツィーター取り付けスペースがあるなら取り付けて欲しいですよね(^^;;

そしてこちらがミッドレンジスピーカーになります。
サイズはＷ２０５の時と同じ１０ｃｍなのですが、スピーカーの形状が変わりました。
今まではビス３点固定だったのですが、今回は回して外すタイプになりました。

先程のスピーカーをくるっと回して取り外すと土台部分が残ります。

スピーカーの取り外しが終わったところでまずはツィーターの取り付けから行っていきます。
ということでサイドミラー内側のパネルを取り外しました。

先程の取り付け箇所に新しく取り付けるツィーターはドイツブランド ヘリックスのコンポーズｉ７シリーズ『Ｃｉ７ Ｔ２０ＦＭ－ＳＣ』です。
ちょっと型番長いですが、Ｃｉ７シリーズのツィーターになります。

先程の状態だと汎用の状態で、そのままではメルセデスの純正位置に取り付けるには少し大きいです。
そこで分解です。

そしてメルセデス用のアタッチメントを装着するとメルセデス純正と同じ形状に仕上がります。

純正形状と同じなので綺麗に純正位置に取り付け完了です！

パネルにツィーターの取り付けができれば後は車両にパネルを取り付ければツィーター追加取り付け完了です！
といってもパネル内に黒色ツィーターなので全く見えないですね。

ツィーターの取り付けができたところで次にミッドレンジの交換です。
先程取り外していた純正とヘリックスのＣｉ７ のミッドレンジ『Ｃｉ７ Ｍ１００ＦＭ－Ｓ３』を並べてみました。
このままだと形状が違うので取り付けができないのですがツィーターと同じように部品を取り外し、専用のアタッチメントを取り付けると

純正と同じ形状に仕上がります。

ちなみに裏側を見るとこんな感じです。
もちろん全く一緒にはなりませんが、ほとんど同じ形状になり、同じ固定方法ができるようになります。

早速取り付けるとこのように仕上がります。
純正と同じ固定方法ができるのは安心ですね。

ドアでの作業後はこのように仕上がりました！

最後に内張の組み付けなのですが、その前に内張を制振していきます。

今回は部分制振ですので振動しやすい場所を選びオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けさせていただきました。

最後の内張を元通りに組み付けてスピーカー交換作業完了です。
見た目は変わらずですが、しっかりと音はグレードアップしております。
後は地味ですが、ツィーターを取り付けたことでサイドミラー内側のパネルを覗き込んでも中の鉄板が見えなくなっているのはいいですよね。

仕上げに純正オーディオの音質調整機能とスピーカーのパッシブクロスオーバーを使って全体のバランスを整えて納車させていただきました。

といった感じで本日は メルセデス・ベンツ Ｃクラス（Ｗ２０６）のフロントスピーカーをヘリックスのコンポーズシリーズに交換させていただいた作業を紹介いたしました。