
本日は レクサス IS のフロントスピーカーとセンタースピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は初めてのレクサス車購入だったそうで、その際にマークレビンソンサウンドオプションを追加されたそうです。
なのですが、期待したほどの音質ではなかったそうでスピーカー交換のご相談をいただきました。
レクサスはスピーカーシステムに少しクセがありますのでスピーカー交換の際には取り付けるスピーカーが条件に合致するかを考慮しつつ、選んでいく必要があります。
なので当店ではスピーカーをいくつかピックアップさせていただき、紹介をさせていただいております。
そのピックアップしているスピーカーの中で試聴可能なもの、不可のものはありますが、聴けるものは聴いていただき、聴けないものはスピーカーの特徴など紹介しつつ、取り付けるスピーカーを選んでいただきました。
それでは作業を紹介していきます。

まずはフロントスピーカーのドアから作業を始めていきたいと思います。
ということで作業前の状態です。

先程の状態から内張を取り外すとドア内部はこのようになっております。

こちらが純正スピーカーになります。
写真ではサイズ感がわからないですが、20cmくらいとなっております。
通常が16cmや17cmなので一回り大きなスピーカーが取り付けられています。
大きいだけで見た目の感じは純正ですが。

先程のスピーカーを交換なのでまずは取り外してすっきりとした状態にします。

まずは制振から行っていきます。
ということでスピーカー裏に制振シートのレアルシルトを貼り付けです。
純正の状態でブチルシートが少し貼られていましたのでそのシートを避けるような形で貼り付けをさせていただきました。

そして仕上げに音の拡散と吸音効果のあるディフュージョンを貼り付けて完成です。

お次はスピーカーを取り付けるための土台となるインナーバッフルの取り付けです。
今回はオリジナルで作らせていただきました。
ちなみに取り付けるスピーカーが16.5cmサイズとなりますのでバッフルの外径に対して内径が小さいバッフルとなっております。

インナーバッフルを取り付けたあとはスピーカー周りの制振です。
オーディオテクニカの青色制振シートを貼り付けておりますのでドアの色と違い分、貼ってる場所がわかりにくいですね(^^;;

ここでスピーカーの取り付けです。
今回はドイツブランド ヘリックス の コンポーズシリーズ『Ci3 C165FM-S3』をお選びいただきました。
コンポーズシリーズは『i7』を最上位にして『i5』『i3』『ベーシック』と4グレード用意されています。
そしてその中にもいろいろなバリュエーションがあるので良いのですあが、型番が長くて覚えづらいのが欠点と勝手に思っております・・・
今回はその中の『i3』シリーズとなっております。
ちなみにコンポーズシリーズにはほとんどのグレードに20cmが用意されていますので20cmを取り付けることもできますよ!

仕上げにスピーカー周りにスポンジテープを貼り付けてスピーカー交換の完了です!

あとは内張を組み付ければ、というところですがその前に内張も制振します。
振動しやすそうな箇所を選び部分的な施工を行っております。

貼り付け後は元々設置されていたフェルトを元に戻して内張の制振作業も完了です!

最後に内張を元通りに組み付けてドアでの作業は完了です。

お次はダッシュボード上のスピーカーを交換してきます。

ダッシュボードのパネルを取り外すとこのようにスピーカーが見えてきます。

まずはサクッと取り外します。

ここで取り外したスピーカーと新しく取り付けるヘリックスの『Ci3 C100.2FM-S3』を並べてみました。
左が純正で約8cmのミッドレンジとツィーターが同軸上にセットされているコアキシャルタイプになっております。
それに対してヘリックスは10cmのコアキシャルスピーカーとなっております。
1サイズ大きなスピーカーになりますが、ISのダッシュボード上はギリギリ10cmが取り付け可能となっております。

ついでなので裏側を見てみるとこんな感じです。
サイズが違うということはありますが、ヘリックスの方がしっかりとした作りに見えますね。

ヘリックスは4点固定のままでは取り付けできないので、2箇所不要な取付部をカットします。

ダッシュボード上に取り付けるとこのようになります!
パネルを取り付けていない状態では違和感なく見えますが、サイズが大きくなっているので取付部も少しカットなど加工を行い、パネルの方もカット加工をしております。

パネルとメッシュグリルが分離できましたので状態がわかりやすいようにグリルを外した状態でパネルを取り付けてみました。
スピーカーが大きくなった分、加工部を広げていますので無駄なくスピーカーの音が車内に届くようになっております。

最後にパネルにメッシュグリルを取り付けてからダッシュボードに組み付けて完成です!
レーダーの位置は少し気になりますが(^^;; これでダッシュボードスピーカーの交換完了となります。
ドアのウーファーとダッシュボードのコアキシャルを合わせて3Way構成です!
元々が3Wayなので変わりないと言えば変わりないですが、レクサスはちょっと変わったことをしているので、スピーカーだけの交換の際にはこの構成に合わせてあげる必要があります。

最後にセンタースピーカーの交換です。
パネルを取り外すとダッシュボード左右と同じスピーカーが登場します。

まずは取り外して、

そしてダッシュボード左右と同じ容量でヘリックスの同じスピーカーを取り付けです!
ヘリックスのスピーカーは、というよりカーオーディオのスピーカーは基本左右セットでの販売となります。
なのでセンタースピーカーの交換の際には1つしか使いませんので1つ余ってしまいます。。。

こちらもパネルとメッシュグリルが分離できたので、確認のためにパネルのみ取り付けて様子見です。
良い感じで取り付けができております。

最後にメッシュグリルまで取り付けて完成です!
これで今回の作業が全て完了しましたので最後に動作確認と音のバランスを整えて完了です。

と言った感じで本日は レクサス IS のフロントスピーカーとセンタースピーカーをヘリックスのコンポーズシリーズ i3 に交換させていただいた作業を紹介いたしました。