本日は トヨタ カムリ のタイヤハウス静音作業をさせていただいた内容を紹介いたします。
こちらのオーナー様は今よりももっと車内を静かに、特にロードノイズを静かにしたい。ということでタイヤハウスの静音作業のご相談にご来店いただきました。
タイヤハウスの静音作業は近頃ちょこちょことご依頼いただいておりますが、効果を実感していただいた方、期待したほどではなかったと感じられた方、両方おられますので、車両によって得られる効果の大小が変わってくいるように感じていること、オーナー様の期待値の大きさによってはその期待値を超えることができないことなど、ちょっとした注意点などのようなことをお伝えさせていただきました。
その上で試してみたい!ということで施工する範囲や使用する材料などを説明させていただき、ご依頼ただきました。
それでは作業を紹介していきます。
まずはフロントのタイヤハウスから作業を始めていきます。
タイヤハウスと言いましても主に施工するところはインナーカバー(樹脂パーツ)になります。
なのでインナーカバーを外すためにジャッキアップをして、タイヤを外します。
インナーカバーを取り外すとタイヤハウス内はこのような感じになります。
先ほど、主に施工をするのはインナーカバーと言いましたが、今回は車両側も可能な限り施工をしてほしい。というご要望でしたので車両後方、車内側の鉄板にも施工をしていきます。
制振シートを貼り付けさせていただきました。
貼り付け箇所はインナーカバーで隠れる範囲、そして鉄板が剥き出しで見えている部分になります。
もう少し下の方を見るとこんな感じです。
あとはボディとフェンダーの間が隙間があります。ここはカムリの場合は樹脂パネルで塞がれていましたが、その上に遮音シートを貼り付けさせていただきました。
ここからもロードノイズが回り込んでいるはずなので。
あとは制振シートを貼り付けた上にも遮音シートを貼り付けたいところですが、ここに遮音シートを貼り付けると最後にインナーカバーを取り付ける際に厚みが増えすぎて取り付けができなくなることがありますので、制振シートのみとしております。
お次は今回の主な作業箇所、インナーカバーです。
外した状態では砂だらけなのですが、水で軽く掃除をしたあと、脱脂をして綺麗な状態にしております。
車両後方側、車内側から見るとこんな感じ、
反対の車両前方側はこんな感じです。
作業後はこのようになります。
今回はオーディオテクニカの制振シートと吸音シートが一体になった『AT-AQ460』を貼り付けさせていただきました。
車両後方、車内側から見るとこのように仕上がっております。
車両前方のこのようにしっかりと貼り付けております。
シートをしっかりと貼り付けたあとは車両に組み付けてフロントのタイヤハウス静音作業が完了となります。
フロントが終わればお次はリアになります。
ちなみにリア側のインナーカバーは繊維質な感じのカバーになっていました。
このタイプはシートの貼りつきが悪いです。
なのでそう言った場合には車両側に施工をさせていただいております。
インナーカバーを施工しないとはいえ、外さないと車両側に施工ができませんのでまずは取り外しです。
タイヤハウスを覗き込んで車両前方側、車内側を見るとこんな感じ、
車両後方側を見るとこんな感じになっております。
先ほどの状態からシートの貼り付けです。
カバーで隠れる範囲に限定されますが、貼り付け可能な範囲で貼り付けをさせていただきました。
車両前方はこのように、
後方はこのように仕上がっております。
最後はインナーカバーを元通りに組み付けてリア側の作業も完了となります。
と言った感じで本日は トヨタ カムリ タイヤハウス内部に対して静音作業をさせていただいた作業を紹介いたしました。
後日、オーナー様からご感想の連絡をいただきました。
元々、ロードノイズがうるさい車両ではなかったそうなのですが、今までよりもう1段静かになったとのことで効果を実感していただけたそうです。
人によっては今回の効果で払った金額は高く感じる人はいるかもしれないとのことでしたが、オーナー様は満足の結果で、愛車が今まで以上に好きになった!という大変嬉しいご感想でした。
正直、タイヤハウスの静音作業は劇的な効果は期待しづらいです。ですが、今よりも少しでも静かにしたい!という方にはご検討いただいても良い作業かと思います。
気になっている!という方はお気軽にお問い合わせください。