本日はBMW X1 のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はオーディオの音質をもうちょっと良くしたいとのことでご来店いただきました。
BMWということなのでおすすめさせていただいてますスピーカーを3種類実際に聴き比べていただき、取り付けていくスピーカーをお選びいただきました。
聴き比べの結果、ブラムのスピーカーを気に入っていただきましたので取り付けさせていただくことになりました。
それでは作業を紹介していきます。
まずは作業前の状態です。
BMWらしいドアのデザインになっていますね。
ちなみにスピーカーはドアの中程より少し上にあります。
この中に10cmのミッドレンジが取り付けられています。
そしてミラー裏のパネル部分にはサウンドオプションがある場合にはツィーターが付いているのですが、こちらの車両はノーマルオーディオのようでツィーターが無い状態でした。
先程の内張を取り外すとこのようになります。
10cmタイプのミッドレンジですので国産車などでよく見かける16cmや17cmと比べるとだいぶ可愛いサイズとなっております。
純正スピーカーを交換していきますのでまずは取り外してしまいます。
ここからが新しいスピーカーの取り付け作業となります。
まずはツィーターを取り付けていきます。
今までの状態ですとツィーターを取り付けるスペースがありません。
スペースがなくてもダッシュボード上なので取り付けることは可能ですが、BMWにお乗りの方は見た目が変わることやダッシュボード上に物をおくことを嫌がられる方が多いです。
その場合に有効な手段としてハーマンカードンなどのサウンドオプション用のパネルを用意することです。
そうすることでツィーターを取り付けるスペースができますのですっきりとした見た目でツィーターの取り付けが可能となります。
ということで今回もツィーターを取り付けるためのパネルを用意させていただきますた。
細かなことを言えば見た目は変わってしまいますが、それでも純正パネルですので変な見た目になることはありません。
先程のパネルを裏返すとツィーターを固定する場所があります。
パネルを取り寄せると純正のツィーターが付属するパターンもありますが今回は附属していないパターンでした。
今回取り付けるスピーカーはブラムの『S100N24+』です。
S100N24+のツィーターがこちらになります。
このツィーターはとても小さく、そのままでは純正ツィーターよりも小さく、取り付けスペースにかっちりと取り付けることができません。
なので純正ツィーターと同じサイズになるようにリングを取り付けです。
ちなみに中途半端な位置、左下に爪がありますが、この位置に爪があると取り付けた際にちょうど良い角度になります。
先程のパネルにツィーターを取り付けるとこのようになります。
グリル越しなのでうっすらとしか見えないですがブラムのロゴがおよそハーマンのロゴと並行になるように取り付けております。
先程のパネルをドアに取り付けるとこのようになります。
これでひとまずツィーター本体の取り付けが完了です。
ツィーターの取り付けができましたので次はミッドレンジを取り付けていきます。
と、その前にドアの制振作業を行なっていきます。
まずはスピーカー背面部に吸音材の貼り付けです。
スピーカー背面部に吸音材を貼り終えたら次はスピーカーを取り付ける鉄板部の制振です。
スピーカー周りを中心にドア上部にオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けております。
白いドアに青色の制振シートですのでどこに貼り付けを行なっているか分かり易いですね。
今はわかりやすいですが、最後に内張を組み付ければ見えることはないのでご安心を。
制振が終わればスピーカーを取り付けるための土台となるインナーバッフルを取り付けです。
ブラムのS100N24はBMWに取り付けることを想定して作られていますが、スピーカー取り付けビスの位置が少し違いますのでその位置を変換するためにもインナーバッフルが必要となります。
インナーバッフルの上にブラムのスピーカーを取り付けです。
カーボン柄が光の具合で反射して綺麗ですね。
スピーカーを取り付け後は仕上げにスピーカー周りに遮音スポンジを貼り付けです。
これでミッドレンジスピーカーの交換も完了です。
取り付け後のドアを見るとこのような感じになっております。
後は内張を組み付ければ作業完了です。
その内張を組み付ける前にもうひと作業。
内張も制振作業を行なっていきます。
まずは取り付けられていたフェルトを取り外します。
そして振動しやすい場所を選びオーディオテクニカの制振シートを貼り付けです。
シートの貼り付け後はフェルトを元に戻して内張の制振作業も完了です!
内張を組み付け後はこのように仕上がります!
ミラー裏のパネルがハーマンのパネルに変わっていますので少し見た目は違いますが、基本的には見た目を変えることなく、純正のデザインを変えることなくスピーカー交換完了です!
ツィーターは間近で見ても違和感ないと思います。
これにてスピーカー交換作業の完了ですので、
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日はBMW X1 フロントスピーカーをブラムのスピーカーに交換した作業を紹介させていただきました。