本日はスズキ スイフトのスピーカー交換とサブウーファー、ナビゲーション取り付けをさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は以前のお車も当店で取り付けさせていただいた方で、今回はお車の乗り換えということで新しい車両への載せ替え取り付け作業をご依頼いただきました。

それでは早速作業を紹介していきます。

まずはスピーカー交換からおこなっていきます。
ということで作業前のドアの状態です。
純正の状態ではサイドミラー裏のパネルにツィーターがあって、ドア下部にウーファーがある状態ですね。

先程の内張を取り外すとこのようになります。
ほぼドア一面に防水のためのビニールが取り付けられていますね。
そしてツィーターはパネルの方に取り付けられていますので内張を外す際に一緒に取り外していますが、

ウーファーはドアに取り付けられていますので内張を取り外すと見えるようになります。
安定のスズキ純正スピーカーですね。

先程の純正スピーカーを取り外すとこのようになります。
スピーカーがツィーター、ウーファーともに取り外しが終わったところでここからスピーカーを取り付けていくための作業を行います。

スピーカーを取り付けるための作業としてまずはスピーカーケーブルをドア内部に通していきます。
今回はオーディオテクニカのミドルクラスくらいになると思いますが『ＡＴ－ＲＳ１１０』を通していきます。
そして今回はマルチ接続をするためにツィーター用とウーファー用で２本ドア内部に通しております。

スピーカーケーブルをドア内部に通し終えたら次はスピーカー背面部の制振です。
今回は部分制振 スタンダードをご依頼いただきましたのでまずはレアルシルトをスピーカー背面に貼り付け、圧着します。
制振シートの表面がボコボコなのはヘラで圧着した跡になります。

そして先程のレアルシルトの上にレアルシルトのディフュージョンを貼り付ければ部分制振 スタンダードの完成です。
かなり余談なのですが、レアルシルトは少し名前がややこしいところがあります。
というのが、レアルシルトはブランド名（？）シリーズ名（？）なのですが、その中でレアルシルトは制振シートの名前になります。
そしてレアルシルト ディフュージョンは拡散・吸音材の名前になります。
そのほかにもレアルシルト匠やレアルシルトアブソーブなどあります。
まぁそれほど気にしなくても良いと思うのですが、たまに誤解を招きそうだなぁなんて思ってしまいます^^;

スピーカー背面部の制振作業の次はスピーカーを取り付ける鉄板部分の制振です。
今回はサービスホール部分を塞ぐ形の施工をしていきますのでまずは防水ビニールを全部剥がして、制振シートを貼り付ける部分を脱脂（掃除）します。

貼り付け完了です！
サービスホール（大きな穴）の部分をレアルシルトで塞ぎ、その縁をオーディオテクニカのブチル系制振シートで抑えています。
そのほかにも小さな穴がありますのでそちらもしっかりと制振シートを貼り付けて塞いでおります。
このサービスホールを塞ぐ作業、鉄板部分にはそれほど貼り付けを行なっていないので実は制振効果はそれほど大きくはありません。
この施工は振動抑制よりもスピーカー背面部から出ている逆相音を抑制することを目的としています。
スピーカーは前後に動いて音を出していますので表側とほぼ同じ音が裏側にも出ています。
この音がサービスホールから表側に回ってくると表側の音を邪魔したり、低音がボワッとしてしまう原因になります。
ですのでその逆相音を表側に回り込みにくくするための作業となっております。
これだけでも低音が引き締まってその結果、中低音のクリアさが出やすくなりますよ！

先程の作業でドア制振作業が完了しましたので次にインナーバッフルを取り付けていきます。
今回は前回の車両でも使用していたＭ＆Ｍデザインのアルミインナーバッフルを取り付けております。
こちらのインナーバッフルはさまざまなサイズのスピーカーが取り付けできるように設計されていますのでスピーカー固定のためのボルト穴がたくさん空いております。
ＭＤＦでこれだけ穴を開けると強度が心配になりますがアルミなのでしっかりと強度があります。

インナーバッフルを取り付けたところでスピーカーの取り付けです。
ＤＬＳの『ＵＰｉ６』のミッドバスです。
こちらのスピーカー、振動板に傷がつきやすいのですが、以前の車両でもインナーバッフルにて取り付けをおこなっておりましたのでとても綺麗な状態です。

ドア下部にスピーカーを取り付けたところでドアでの作業がほとんど完了です。
ということであとは内張を取り付けていきます。

ということで内張を取り付けてドアの作業完了です。

内張を取り付けの際にミラー裏にツィーターも取り付けております。
こちらのツィーターは『Ｓｃａｎｄｉｎａｖｉａ ３０』です。
少し余談ですが、今回の車両はスイフトですが以前の車両もスイフトでした。（しかも同じ型式）
ツィーターの取り付けは前回からミラー裏で、まさに写真のように取り付けておりました。
というよりは同じ車両ですのでミラー裏のパネルごと載せ替えとなっております。

これにてドアスピーカー交換作業が完了なので次にサブウーファーを取り付けていきます。

いきなりですが取り付け完了です！
今回はご友人の方からほぼ新品の『ＴＳ－ＷＨ１０００Ａ』を譲ってもらった、ということでお持ち込みでの取り付けをさせていただきました。
この『ＴＳ－ＷＨ１０００Ａ』はとても薄いのですが、少し縦横が広いのでどうかなぁと少し心配しておりましたがピッタリと取り付けできました。

先程の写真は車両前方からでしたが、今後は後方から。
シートを一番前まで出した状態となっておりますが、それでもちょびっと出てくる感じですので通常のシートポジションではほぼ邪魔になることはないと思います。
後席のフロアマットにもぎりぎり干渉せずに取り付け完了です。

サブウーファー取り付けまで終わりましたので最後にナビの取り付けです。
今回はサイバーナビを取り付ける予定でお車購入されたということでオーディオレスの状態です。

取り付け後はこのようになっております。
今回はサイバーナビの『ｘ』シリーズ『ＡＶＩＣ－ＣＺ９０２ＸＳIII 』を取り付けさせていただきました。
スイフトは８インチの取り付けも可能でしたが、あえて７インチをお選びいただきました。

ここでちょっとお知らせですが、サイバーナビ『ｘ』シリーズは生産終了してしまいました。
音質特化モデルとして存在しておりましたので生産終了は残念です。
そしてすでにメーカーにも在庫がないはずですので新品で入手するのが難しい状況と思います。
ですが、なぜが当店には８インチモデルの在庫が１台あります！
「サイバーｘの８インチを探してたんだよ！」という方は早い者勝ちになりますが在庫ありますのでお問い合わせください。

といった感じでナビの取り付けまで完了したところで今回のご依頼の作業が全て完了です。
最後にサイバーナビの調整機能を使ってフロント２Ｗａｙ ＋ サブウーファーの調整をおこなって納車させていただきました。

最後にちょっと雑談

作業の合間で写真撮らせてもらいました。
個人的にはなかなかいい感じで撮れたと思います！