本日はBMW M3 のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はスピーカーの調子が悪くなったということで交換をご検討されておられました。
せっかくスピーカーを交換するなら今よりもちょっと良い音にしたいな、ということで相談にご来店いただきました。
BMWなのでカロッツェリアなどの取り付け適合情報を見ても掲載されていませんので、実際にドア内張を取り外して点検採寸をさせていただくことになりました。
そこで色々とわかりましたので、わかりました内容に沿ってスピーカーのご提案をさせて頂き作業させていただくことになりました。
それでは作業に取り掛かっていきます。
まずはいきなりですがドア内張を取り外した状態です。
取り外した状態を見てもらったらわかるようにドア鉄板部分にスピーカーはありません。
鉄板部分にスピーカーがないということは内張側に取り付けられています。
ということで内張の裏側です。
とは言ってもすでにスピーカーは取り外してしまってますが、内張右下の部分にスピーカーが取り付けられていました。
先程の内張部分にスピーカーを取り付けていきたいのですが、通常の状態では取り付けができませんので対応する形でインナーバッフルを製作します。
インナーバッフルと言っても通常とは違う取り付け方になりますのでどちらかというとアタッチメント という感じかもしれませんね。
そして先程のインナーバッフルとスピーカーを合体させます。
ここで新しく取り付けるスピーカーの登場ですが、今回はイタリアブランドのオーディソンのエントリークラススピーカー『APK 165』をお選びいただきました。
先程のインナーバッフルと合体している状態のスピーカーをドア内張に取り付けるとこのようになります。
これでひとまずドアスピーカーの取り付けが完了です。
ドアスピーカーの交換が出来ましたのでお次にツィーターを取り付けていきます。
今回は見た目を変えずに交換を行いますので純正位置へ取り付けていくのですが、純正はドア上部にミッドレンジとツィーターが取り付けられていました。
(写真はすでに取り外しています)
取り外したスピーカーとそこへ新しくツィーターを取り付けるためのプレートです。
純正ツィーターの部分にオーディソンのツィーターを取り付けてもよかったのですが、スペース的にちょっと厳しかったので今回はミッドレンジの部分にツィーターを取り付けることにしてプレートを製作しました。
実際にツィーターを取り付けるとこのようになります。
純正のプレートと同じ形状で作りましたのであとは車両に取り付ければ、
あとはプレートをドア上部裏に取り付ければ取り付け完了です。
ちなみにプレートは車内側から透けて見えるのも嫌でしたので表側は黒く塗りましたが、裏側は見えないので元々のMDFの色になっております^^;
最後にツィーター用のハイパスフィルターを取り付けたり、スピーカーケーブルを動かないように固定して完成です。
あとは内張を元通りドアに組み付ければ、
ドアスピーカー交換作業完了です!
あとは補足になるのですが、純正アンプがツィーター、ミッドレンジ、ウーファーとそれぞれ別回路になっていたようでしたので今回はナビから新しくツィーター用とウーファー用にスピーカーケーブルを引き回させて頂きました。
そして取り付けられていたナビゲーションがケンウッドのナビでタイムアライメントが内蔵されていましたのでリアスピーカーは鳴らさずにフロントスピーカーに全てのアンプのチャンネルを接続し、バイアンプ化させて頂きました。
最後にナビゲーションの機能を使って全体の音を整えてから納車させて頂きました。
と言った感じで本日はBMW M3 フロントスピーカー交換作業を紹介させて頂きました。