本日はBMW 118d(F40)のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はもう少しオーディオの音質を良くしたい!ということでご来店いただきました。
音質向上の第一弾としてはやはりスピーカー交換です。(こだわりがある方は別ですが)
ですのでそのようにお話をさせていただき店内にておすすめさせていただいておりますスピーカーの聴き比べをしていただきました。
その中でブラムのスピーカーを気に入っていただきましたので純正スピーカーからブラムのスピーカーへ交換する作業をご依頼いただきました。
それでは作業を紹介していきます。
今回はスピーカーの交換ですのでドアの作業になります。
ということで作業前のドアの状態ですね。
以前のBMWですとドアスピーカー(ミッドレンジ)はドアの前方、中央より少し上あたりにあったのですが、近頃は高さは同じくらいでもドア後方に移動した位置に取り付けられていることが多くなりました。
ということで今回の118dも高さは以前とほぼ変わりないですが、ほとんどドアの中央あたりにミッドレンジが取り付けられています。
近寄ってみるとこんな感じですね。
スピーカーの前面のグリルが以前よりも開口率が上がったような気がします。
なので以前よりもスピーカーが見えやすいですね。
そしてこちらがサイドミラー部分になります。
サウンドオプション付きの車両になるとこちらにツィーターが取り付けられているのですが、今回はノーマルオーディオのようでしたのでツィーター無しの取り付け部も無しのパネルとなっております。
先程の内張をとり外すとこのようになっております。
スピーカー取り付け位置が後方寄りになってからはドア内部の形状も変わっております。
全てを見たわけではないので分かりませんが、今の所当店で作業をさせていただいたお車は樹脂パネルでサービスホール(大きな穴)が塞がれているタイプのドアになりました。
そしてこちらが先程グリル越しに透けて見えていたスピーカーになります。
こちらを今回は取り外してブラムのスピーカーを取り付けていきます。
ということでスピーカーを取り外すとこのようになります。
サイドミラー部分にツィーターを取り付けていきますのでサイドミラー裏のパネルも併せて取り外しております。
スピーカー、パネルの取り外しができたところでまずはツィーターの取り付けから行なっていきます。
今回は純正位置へのツィーター取り付けをご希望されましたのでツィーター有りのタイプのパネルを取り寄せさせていただきました。
基本的な形状は同じですが、ツィーターを取り付けるための場所と音を通過させるためのグリルが取り付けられています。
余談ですが、近頃はパネルとグリルが別売になって両方揃えると以前よりも割高になってるんですよね^^;
このグリルを変えればHi-Fiサウンドオプションとハーマンカードンサウンドオプションが変えれるようになっているのでメーカー側としてはこちらの方が都合が良いのでしょうね・・・
ここで登場なのがブラムのシグネチャーシリーズのツィーターになります。
とても小さく、ほとんどの車種の純正位置に取り付け可能なのが嬉しいツィーターです。
ただ、BMWに取り付ける際には小さすぎるので純正ツィーターとサイズを合わせるために一回り大きくするためのリングを取り付けております。
実際にパネルに取り付けるとこのようになります。
グリル越しなので分かりにくいですが、ツィーターのシルバーリングが透けて見えていますね。
パネルにツィーターがつけばあとは車両にパネルごと取り付けてツィーター本体の取り付けは完了です。
ツィーターを取り付けて後に大切なパーツを取り付けます。
それがパッシブクロスオーバーネットワークです。
近頃のBMWはドア内部にスペースが少なくなってしまいましたのでパッシブネットワークの取り付け場所に困りますが、ブラムのパッシブはハイパスとローパスが別体となっているので融通が利きやすくて助かります。
パッシブクロスオーバーまで取り付けたところでドアの制振を行います。
通常はスピーカー(ミッドレンジ)周りに貼り付けをさせていただくのですが、サービスホールの無いタイプのドアはスピーカー周りの貼り付けがやりにくいのでドア全体に均等に貼り付けをさせていただきました。
ドア制振作業が終わったところでお次にスピーカーを取り付けるための土台となるインナーバッフルを取り付けます。
そしてインナーバッフルにブラムのスピーカーを取り付けです!
純正よりもちょっとスピーカーが小さくなったように見えますが、振動板は同じサイズとなっております。
フレーム外径が少しだけ小さくなっているのです。
スピーカーの取り付けまで終わればほとんどの作業が完了なのですが、仕上げに内張の制振も行います。
ということで裏返して貼り付け部を脱脂します。
そして貼り付けです!
今回は振動しやすそうな部分を選んで貼り付けをさせていただきました。
これであとは内張を元に戻せば、
スピーカー交換作業の完了です!
ミッドレンジはいくらスピーカーグリルの開口率が上がっていても流石によく分かりませんが^^;
ツィーターはパネルも変わりましたしシルバーのリングが透けて見えるのでさりげなくスピーカーが変わっている実感が持てると思います。
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日はBMW 118d(F40)フロントスピーカー交換作業を紹介させていただきました。