この前は梅雨が明けたのかな?というくらいの晴れだったのに また梅雨空に戻りましたね。
このブログを書いている現在もかなりの勢いで雨が降っております^^;
そんな本日は BMWアルピナ D3 にブラムのスピーカーとオーディソンのプロセッサーを取り付けさせていただいた作業を紹介いたします。
まずはスピーカーの交換から行っていきます。
今回はBMW専用スピーカー交換ブラムセットをお選びいただきました。
実はこちらのお車はすでにハーマンカードンシステムが搭載されているお車でしたので、ツィーターがミラー裏に装着済みでした。
ハーマンなのでノーマルオーディオより音質は優れていますが、オーナー様にとってはハーマンでも満足の音質ではなかったそうで、さらなるシステムアップしていきます。
いつものようにドア内張りを取り外すと10cmスピーカーが現れるのですが、ハーマンカードンシステムですので10cmスピーカーもノーマルのモノとは違うスピーカーでした。
いくらハーマンといえども音質に満足できなければ交換ですので、取り外します。
まずはスピーカー背面部に吸音と拡散効果のあるレアルシルトディフュージョンを貼り付けます。
これによりスピーカー背面部の音を吸ったり、散らしたりしてコントロールします。
お次はインナーバッフルの取り付けです。
当店ではBMWのインナーバッフルはバーチ積層合板をオススメしております。
もちろんMDFでも作れるのですが、BMWの場合は取り付けスペースの制約上、厚みのあるインナーバッフルが製作できず、強度不足になります。
強度不足ではスピーカー取り付け部としては心許ないですし、取り付けの際にビスに負けて割れたり、ナメたりしてしまいます。
そんな心配のないバーチ。オススメですよ!
インナーバッフルを取り付けたらお次はドア制振(デッドニング)です。
青いお車に青い制振材ですのでパッと見わかりにくいですが、スピーカー周りからドア上部をオーディオテクニカの制振材をしっかりと貼り付けております。
ここまでくればあとはスピーカーケーブルを配線し、スピーカーの取り付けです。
取り付けるスピーカーはブラムセットですのでシグネチャーシリーズ S100N24 です。
あとはハーマンカードンツィーターからブラムのツィーターに入れ替えをして、パネルをドアに取り付けたらスピーカー交換完成です!
あとは内張りの組み付けですがその前に、
内張り裏側の制振(デッドニング)を行います。
スピーカー周りを中心に、あとは共振しやすい場所を選び制振材を貼り付けております。
ちなみに表面がボコボコしているのは貼り付け後、ヘラで圧着しているのでその圧着跡です。
最後に内張りを元通り組み付ければスピーカー交換作業完成です!
スピーカーの交換が終わりましたので次にプロセッサーの取り付けを行っていきます。
まずはプロセッサーに信号を入力するために信号を取り出します。
今回はハーマンカードンシステムですので、外部アンプがトランク左側に設置されておりました。
こちらのアンプの出力部から信号を取り出し、プロセッサー取り付け部までスピーカーケーブルを配線していきます。
そしてプロセッサー駆動電源を接続するためにバッテリーにアクセスです。
バッテリーはアンプと反対側、トランクの右側に設置されています。
こちらから電源ケーブル8Gをプロセッサーまで配線していきます。
あとは配線してきたケーブルをオーディソンのアンプ内蔵プロセッサー AP F8.9bit に接続し、トランク下部の収納スペースに取り付けたら完成です!
今回はご予算の関係上スピーカーケーブルは純正ケーブルを流用する形でプロセッサーを取り付けております。
ですが、最善の手段としては各スピーカーにダイレクトでスピーカーケーブルを接続した方が断然音が良くなりますよ!
とは言っても、ハーマンカードンシステムでしたので、ドアとシート下スピーカーが別系統になっていましたから、BMWノーマルオーディオのスピーカーケーブル流用取り付けよりもかなり良い状態になっています。
ちなみにプロセッサーはトランク下部に取り付けましたので、トランクボードを置けば見えなくなり、今まで通りトランクを使っていただけます。
これでスピーカー交換とプロセッサー取り付けが完了しましたので、最後にプロセッサーの初期設定を行ったのちに音質調整をして全体の音を整えてから納車させていただきました!
今回の作業はハーマンカードンからのシステムアップアップでしたので、どれくらい音が良くなるのか気になっていましたが、やはりブラムのスピーカーにオーディソンのプロセッサーまで取り付ければしっかりと音質アップしますね!
これでハーマンカードンシステムの方にもはっきりとオススメできます。
本日はBMWアルピナ D3にブラム S100N24 の取り付けとオーディソンのプロセッサー AP F8.9bitの取り付け作業の紹介でした。
追伸。
アルピナと言えばやっぱりボディサイドにあるアルピナラインですよね!