本日は三菱 ギャランフォルティス のスピーカーケーブル新設作業とタイヤハウスへの静音作業をさせていただいた内容を紹介いたします。
こちらのお車は以前スピーカー交換やサブウーファー取り付けをさせていただいたお車です。
ちなみにナビを近頃のサイバーナビにご自身で交換されたそうです。
近頃のサイバーナビといてばネットワークモードが使えます。
ネットワークモードとはフロントのアンプから出力される信号をフロントツィーターへ。
リアのアンプから出力される信号をフロントウーファー(ドアスピーカー)へ接続する接続方法になります。
バイアンプ接続の発展系(?)みたいなものですが、さらにサイバーナビ内部でデジタルクロスオーバーが使えますので、パッシブクロスオーバーが不要になるモードとなっております。
ネットワークモードがなんたるかを短く伝えるのも難しいですが^^;
このネットワークモードを使用するためにはスピーカーケーブルを増やしたり、引き換えたりする必要があります。
ということで今回はネットワークモードを使うためにもスピーカーケーブルの新設とさらにロードノイズが少しでも小さくなれば、ということでタイヤハウスへの静音作業をご依頼いただきました。
前置きが少し長くなりましたが、作業を紹介していきます。
まずはスピーカーケーブルの新設から作業を行なっていきます。
ということで作業前の状態です。
内張を取り外すとこのようになっております。
以前、フロントのスピーカーをダイアトーンの『DS-G300』に交換させていただいておりました。
そしてドア制振も行なっておりますのでドアが青色に仕上がっております。
ドア内部にスピーカーケーブルを新たに引き込んでいきますのでそのためにまずはスピーカーを取り外します。
そして取り付けていたパッシブクロスオーバーネットワークも取り外してしまいます。
ちなみにウーファーはドア、ツィーターもサイドミラー裏にある純正取り付け位置に設置しておりました。
なのでスピーカーケーブルは純正のものを利用し、ドア内部にパッシブクロスオーバーをウーファー用、ツィーター用と設置している状態でした。
その状態から今度はツィーター用、ウーファー用と個別のスピーカーケーブルに変わりますのでドア内部に2本スピーカーケーブルを引き込ませていただきました。
余談ですが、スピーカーケーブルを新しく引き回す際についつい「ケーブル交換」と言ってしまいます。
純正ケーブルから新しいケーブルに接続を変更するので交換でも間違いでは無いと思っていますが、交換と言ってしまうと純正ケーブルを取り外すと思われる方もおられます。
純正ケーブルを取り外すことも可能ですが、とても大変で時間のかかる作業となります。
時間がかかるということは工賃も大きくなってしまいますので、純正ケーブルはそのままで残した状態とさせていただいております。
なので正確にはスピーカーケーブルを新しく追加する。という表現なのかもしれないですね。
新しくスピーカーケーブルが車内側からドア側に通りましたので、その先は車内側はナビ裏まで引き回し、ドア側はツィーターとウーファーまで引き回してそれぞれ接続します。
それぞれの接続が終わればあとはサイバーナビのスピーカー接続モードを一旦リセットし、ネットワークモードに変更してスピーカーケーブルの新設とそれに伴うスピーカー接続の変更とネットワークモードへの変更完了です!
ドアは内張を組み付ければ全く変化なしです。
まぁ、ケーブルの変更のみなので見た目は変わらないですね。
最後にサイバーナビに内蔵されている音質調整機能を使ってフロント2Way + サブウーファーの調整をさせていただき、オーディオの作業は完了です!
お次はタイヤハウスへの静音作業です。
近頃ポツポツとご依頼いただいております作業になります。
タイヤハウスに取り付けられているインナーカバーへ制振と吸音効果のあるシートを貼り付けていく作業となりますので、まずはタイヤを取り外し、インナーカバーを取り外しやすい状態にします。
取り外すとこのようになります。
今回はカバーだけでなく、車両側にも施工をしてほしい。というご依頼でしたので車体側にもシートを貼り付けていきます。
ただ、こちらのお車はカバーが小さく、貼り付け可能なエリアが少なかったです。
ですのでそれほど多くは無いですが、貼り付け可能な場所へ制振シートを貼り付けさせていただきました。
次は本題のカバーです。
取り外した状態では汚れていますので一旦水洗いをして、そのあと脱脂をして綺麗な状態にします。
綺麗になればあとはシートの貼り付けです。
今回はオーディオテクニカの制振層と吸音層が一体となっているシートを使用させていただきました。
全ての場所にびっちりと貼ってしまうとカバーの取り付けが出来なくなってしまうので、干渉してしまう場所は避けて貼り付けしております。
あとはカバーを車両に取り付けてフロントのタイヤハウスへの作業は完了です。
次が後ろのタイヤハウスです。
インナーカバーを取り外すとこのようになります。
リアもカバー側へ貼り付けを行う予定でしたが、カバーの素材がフロントと違い少し繊維質な感じのものになっていました。
このタイプは貼り付けシートとの相性が悪く、剥がれやすいのでカバー側ではなく車体側へ貼り付けることにしました。
ということで車体側へ貼り付け後はこのように仕上がりました。
あとはカバーを元通りに取り付けてリア側の静音作業も完了です!
これにて今回ご依頼の作業は全て完了となります。
と言った感じで本日は 三菱 ギャランフォルティス のフロントスピーカー用にスピーカーケーブルを新設し、サイバーナビをネットワークモードへ変更と音の調整。そして前後のタイヤハウスへ静音作業をさせていただきました。