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本日は レクサス RX200t のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は純正オーディオのこもった感じの音をどうにかしたいとスピーカー交換のご相談をメールでいただきました。
メールの中でご予算をお伝えいただいておりましたのでそのご予算内でいくつかのスピーカーをご提案させていただきました。
あとは少し予算オーバーではありましたが、レクサスのスピーカー交換に最適なスピーカーも紹介させていただきました。

色々提案させていただきましたので少し選びにくいところもあったかもしれませんが、最終的には少し予算オーバーのスピーカーを取り付ける内容でご依頼をいただきました。

それでは作業を紹介していきます。

レクサスRX200tのフロントドア内張

スピーカー交換ということなのでまずはドアから作業を開始していきます。

レクサスRX200tのフロントドア内部

先程の内張を取り外すとこのようになっております。
純正のスピーカーはオーバル(楕円)型のマウント部に丸型のスピーカーが付いております。

レクサスRX200tのフロントドアスピーカー

振動板が丸型ではありますが、通常よりは少し大きいサイズの振動板でした。
ちゃんと測っていないですが、おそらく18cmかな?というサイズです。

レクサスRX200tのフロントドアスピーカーを取り外し

先程のスピーカーを交換していきますのでまずは取り外します。
そうするとさすがオーバル型マウントのスピーカーが取り付けられていただけある開口部ですね。

レクサスRX200tのフロントドアスピーカー裏をデッドニング

スピーカーを取り外したところでまずは制振作業を行っていきます。
ということでまずはスピーカー背面部の鉄板に制振シートのレアルシルトを貼り付けます。
表面がボコボコなのはヘラでしっかりと圧着した跡になります。

レクサスRX200tのフロントドアスピーカー裏をデッドニング

お次に先程のレアルシルトの上に拡散と吸音効果のあるディフュージョンを貼り付ければスピーカー背面部の部分的な制振作業の完成です。

レクサスRX200tのフロントドアにオリジナルインナーバッフルを取り付け

スピーカー背面部の制振作業が終わったらお次にスピーカーを取り付ける土台となるインナーバッフルを取り付けます。
今回はオリジナルで製作させていただきました。
ちなみにスピーカー取り付けをするための穴が真ん中ではなく少し下にずれておりますが、ちゃんと狙って作っていますのでミスではないですよ^^;

レクサスRX200tのフロントドアスピーカーの周りをデッドニング

インナーバッフルの取り付けの次はスピーカー周りの制振です。
今回はスピーカー周りの部分的な施工をご依頼いただきました。

レクサスRX200tのフロントドアにカロッツェリアのスピーカーを取り付け

スピーカー周りの制振まで終わればいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの『TS-Z900PRS』をお選びいただきましたのでドアにしっかりと取り付けさせていただきました。
余談ですが、カロッツェリアには1つ下のグレードに『TS-V173S』というスピーカーがあります。
このスピーカーのウーファーと今回のZ900PRSが見た目が全くと言っていいほど同じなのがZ900PRSちょっとした残念ポイントだったりします^^;
(取り付けて終えば見えないので関係ないですけどね・・・)

レクサスRX200tの純正スピーカーとカロッツェリアのスピーカー

取り付けた後になりますが、純正スピーカーとZ900PRSを並べてみるとこんな感じでサイズが違います。
Z900PRSは17cmサイズと言われていますが、やはり純正と並べると一回り小さく見えてしまいますね。
1cmくらいの差ですが、面積にするとそれなりの差になって見えますね。

レクサスRX200tのフロントドアにカロッツェリアのスピーカーを取り付け

話を戻しましてドアですが、スピーカーを取り付けた跡にインナーバッフルの縁に遮音のためにスポンジを貼り付けます。
これでスピーカー取り付け作業は完了です。

レクサスRX200tのフロントドア内張をデッドニング

最後に内張を組み付けるのですが、その前に内張側も制振をします。
今回は部分的な施工ですので振動しやすい場所を選び貼り付けをさせていただいております。
制振シートの貼り付け後は、

レクサスRX200tのフロントドア内張をデッドニング

純正の吸音フェルトをめくって貼り付けをしておりましたので元に戻して完成です。
ちなみにインナーバッフルのスピーカー取り付け穴を中心からズラしていた理由ですが、内張側のスピーカー開口部に理由があります。
表側からみると丸型のスピーカーグリルでしたが、このグリルの位置がオーバルスピーカーに対して少し下気味に空いています。
せっかくオリジナルでインナーバッフルを作らせていただきますのでこのスピーカーグリルとスピーカーの位置を合わせるために開口部をインナーバッフルの下気味にずらして作らせていただきました。

レクサスRX200tのダッシュボード上のスピーカー

ドア内張の制振作業が終わったところでドアの作業は完成ですのでお次にダッシュボード上のスピーカーを交換してきます。

レクサスRX200tのダッシュボード上のスピーカー

フロントガラスの付け根部分に保護グリルがありますのでこちらを取り外すと早速スピーカーが登場します。

レクサスRX200tのダッシュボード上のスピーカーを取り外し

まずは取り外しです。

レクサスRX200tのダッシュボード上の純正スピーカーとカロッツェリアのスピーカー

純正スピーカーを取り外したところでZ900PRS のハイレンジユニットと並べていました。
ちなみに近頃のレクサスはミッドレンジとツィーターが同軸上にセットされているコアキシャルスピーカーが採用されています。
そしてカロッツェリアのZ900PRS のハイレンジユニットもミッドレンジとツィーターが同軸上にセットされたスピーカーになっています。
ちなみにサイズですが、レクサスはカタログをみると9cmと書かれていて、Z900PRS は73mmと書かれています。
数字だけ見ると1.7cm違うのですが、実際にあてがうとほとんど同じ大きさでした。
ただ、純正は2点止めでカロッツェリアはよくある感じの6点止め。
このままでは取り付けができませんので、

レクサスRX200tのダッシュボード上の純正スピーカーとカロッツェリアのスピーカー

純正とどう形状で取り付けプレートを作りました。
写真だと純正スピーカーの方が少し小さく見えますが、遠近法で小さく見えてしまってます。
実際にはほとんど同じ大きさとなっております。
こうすることで純正位置へピッタリ取り付けが可能となります。

レクサスRX200tのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

実際に取り付けるとこのようになります。
みた感じはほとんど純正と同じですね。
今回こちらのスピーカーを予算オーバーになりますがおすすめさせていただいたのはこのダッシュボードスピーカーにあります。
というのが、ここに取り付けられている純正スピーカーはミッドレンジとツィーターが一体となっているので担当する音域は中音から高音になります。
そこに仮にツィーターだけ取り付ければ中音を鳴らせなくなりますし、通常のミッドレンジを取り付ければ高音が不足してしまいます。
そこで純正スピーカーと同じ構造のZ900PRSなら中音から高音までしっかりと鳴らせるようになる!
なのでおすすめです!となりました。

まぁ、他にも選択肢がないわけではないのですが、今回のご要望の中に見た目を変えることなく交換したい。という項目もありましたので一番無難で安心しておすすめ出来る選択肢となりました。

と言った感じで最後に音のバランスを整えさせていただき、お車を納車させていただきました。

納車の際にはオーナー様にも音の変化を実感していただけて、喜んでいただけたようでした。

と言った感じで本日はレクサス RX200t フロントスピーカーをカロッツェリアの『TS-Z900PRS』に交換させていただいた作業を紹介させていただきました。

追伸。
いつも最後にお車の写真を載せさせていただくのですが、うっかりお車の写真撮り忘れてしまいました。。。

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