ランドクルーザーのスピーカー取り付け作業をさせていただきました。
こちらのランクルの年式を伺ったら平成8年とのことでしたが、もう22年も前の車になるんですね!
僕の中ではランクルと言ったらこの形が一番しっくりくるのでそんなに前になるのかとちょっとびっくりしてしまいました。
そんなランクルのスピーカー取り付けですが、ドアにスピーカーが取り付けられているもののスピーカーサイズと取り付け位置がちょっと特殊なのです。
そして今回の取り付けるスピーカーはオーナー様がお持ち込みされたスピーカーなのですが、奥行きが深く、インナーバッフルでは取り付けが不可能でした。
ですので今回は内張をカットしてなんちゃってアウターバッフルでの取り付けです!
ということでいきなりですが内張をカットします!
まずは純正のグリルを取り外した状態です。
カットする場所を決めるために前もって製作したインナーバッフルをあてがってカットする場所を決めます。
カットする場所のイメージができましたのでカットする前に軽く養生をしてカットする部分にマークをつけます。
あとはザクッと切ります!
これでインナーバッフルが内張に当たることなく車内に顔が出せるようになります。
これでなんちゃってアウターバッフルの下準備ができましたのでいつも通りインナーバッフルに防水と制振効果のある特殊塗料を塗って仕上げて、
車両のドアに組み付けます。
この上に内張を組み付けると、
スピーカー取り付け面が内張から顔を出すのでほぼアウターバッフルですね!
ここまで出来たら次はケーブルを引き回します。
今回のスピーカーはパッシブネットワークがバイアンプ接続に対応していましたのでフロントとリアの信号を両方ともパッシブネットワークに接続します。
ちなみに、フロントの信号がミッドレンジにつながって、リアの信号がツィーターにつながっています。
バイアンプ接続をすることでパワーの弱い内臓アンプでもフロント、リアの信号を全てフロントスピーカーに使えるようになりますのでパワーに少しだけですが余裕ができます。
あとはランクルにすでに取り付けられているナビゲーションがタイムアライメントが内臓されていましたので1アンプ1スピーカーで接続することにより全てのスピーカーの音の到達タイミングを揃えることができるようになりますので、ステージ感や定位感を得られやすくなります!
ということで通常通りの接続からバイアンプ接続に変更後、スピーカーを取り付けます。
はい、これにてドアスピーカー取り付け完成です!
本来はスピーカーグリルがあるのですが取り付けるとダッシュボードと接触してしまいますので、少し違和感はありますがグリル無し取り付けとなりました。
そしてツィーターをダッシュボード上に取り付ければスピーカー取り付け作業完成です!
ちなみに今回のスピーカーはちょっと懐かしいa/d/sのスピーカーだったのですが、ツィーターのマウントが上向きのものしかありませんでしたので、当店にストックしていたフォーカルのツィーターマウントを使用しました!
メーカーが違うのですがなんとピッタリとサイズが合いましたので良かったです^_^
そして最後にすでに取り付けられていたケンウッドのナビゲーションに内蔵されている音調整機能を使って全体のバランスを整えて完成です!
もちろんタイムアライメントは各スピーカーきっちり合わせれるようになりましたのでしっかり合わせています♪
納車の際、オーナー様に音を確認していただいたらしっかりと音が良くなっていて大変喜んでいただけました!
これでお気に入りの車でのドライブが今まで以上に楽しくなりますね^_^
といった感じでトヨタ ランドクルーザー 80 のスピーカー取り付け作業でした。