気がつけば2月になりましたね。
というより今日は2月3日、節分ですね!
帰りに恵方巻き買って食べなきゃ(笑)
そんな本日はメルセデス・ベンツ GLC250にブラムのS100N24を取り付けた作業を紹介したいと思います。
ブラムのS100N24といえばBMW用のスピーカーだと思っておられる方もおられるかと思いますが、実はメルセデスにも対応しているスピーカーなのです!
むしろメルセデス用!?という感じのフレームをしています。
それでは取り付け作業に取り掛かっていこうと思います。
(最後にビフォーアフターの比較試聴音源ありますよ)
まずは作業前の写真です。
これからフロントドアのスピーカーを交換して行きますので、ドア内張りを取り外して行きます。
あとはサイドミラー裏の三角パネルのアップです。
メルセデス・ベンツ GLC250のノーマルオーディオはツィーターが取り付けられていません。
明らかにツィーターが取り付けられていそうなグリルがあるだけです。
今回はこちらにツィーターも取り付けて行きます。
内張を取り外すとこのようになります。
サービスホール(大きな穴)はなく、黒色の樹脂パネルで塞がれている状態です。
そして内張を取り外すとスピーカーがいません。
そう、近頃のメルセデスはドア鉄板の方ではなく、内張側にスピーカーが取り付けられています。
そしてミラー裏の三角パネルのところにツィーターを取り付けますので、こちらも取り外しておきます。
これでスピーカーを取り付けていく準備ができましたので取り付け作業に取り掛かって行きます。
まずはドア上部に取り付けられているミッドレンジスピーカーの交換から。
写真は内張を裏返した状態です。
内張内部にはフェルトが入れられていていますね。
おそらく外からの音が車内に入り込みにくくするための物だと思います。
そのフェルトをめくると純正のミッドレンジスピーカーが現れます。
そのミッドレンジスピーカーを取り外すとこのようになります。
ミッドレンジの取り付けはゴムブッシュにはめ込むように取り付けられています。
なので、グッと引っ張り上げるとスピーカーが外れるようになっています。
スピーカーが取り外せましたので、新しく取り付けをするブラム S100N24と並べて比較して見ました。
S100N24のビス取り付け位置に付属でついてくるメルセデス用の取り付けバー(?)を取り付けて並べると、振動板サイズ、フレーム形状がほとんど一緒です。
ということは純正の取り付け方、ゴムブッシュを使用した取り付けが可能になっています。
多少手を加えて取り付けることもいいですが、全く加工なしで取り付けができるということは車両ダメージが無いので安心ですよね(^ ^)
ちなみに裏側も比べるとこうなっています。
流石にマグネット形状までは一緒じゃ無いですが、奥行きもほぼ一緒なので安心です。
純正スピーカーが樹脂フレームなのに対してブラムはアルミダイキャストなので強度は比べ物にならないくらい高いですから、そりゃ良い音がしますよね!って質感です。
ちなみに純正はコンデンサーが取り付けられていますので、ハイパスフィルター(高音だけを通すフィルター)がかかっています。
ブラムの方にはハイパスフィルターは取り付けられていませんので、純正よりも低音再生はゆとりがあることになります。
先ほどのスピーカーを取り付ける前にスピーカー周りの制振(デッドニング)を行っておきます。
まずは貼り付ける場所をシリコンオフを使って脱脂(清掃)します。
そしてスピーカー周りに制振シートを貼り付け、圧着します。
そういえば、以前はオーディオテクニカの制振材AT7450を使用しておりましたが、新しい制振材『AT-AQ451』が発売されましたので、当店で使うブチル系制振材はそちらに変更になりました!
ということでスピーカー周りにAT-AQ451を貼り付けております。
ここで少し雑談ですが、
AT7450からAT-AQ451に変わって、制振材の厚みが増し、制振効果がアップしました!
ただ、少し面積に対しての価格も上がってしまいましたが(^_^;)
それでもオーディオ好きにとっては効果が高い製品が登場することは嬉しいことですよね!
スピーカー周りの制振が終わったところでミッドレンジスピーカーの取り付けです。
純正と同じように取り付けが可能ですので、スピーカーをゴムブッシュに押し込む形で取り付けます。
ゴムブッシュにハマっているだけだと思うと少し心細く思いますが、意外としっかりとハマり込むので外れたりするような心配はないです。
これでドアのミッドレンジスピーカーの交換が終わりましたので、S100N24に付属しているツィーター用のコンデンサーを取り付け、スピーカーケーブルを引き回してミッドレンジに接続、
そして取り外していた三角パネルにツィーターを取り付けたらドアスピーカーの交換完了です!
ドアスピーカーの交換が終わったら次に行うのは助手席足元のユニットです。
メルセデスベンツGLC250の助手席足元のカーペットをめくるとこのようになっています。
ちらっと見えているのですが、助手席足元奥にはサブウーファーユニットが取り付けられています。
こちらのサブウーファー、低音だけ鳴らしていてくれたらいいのですが、フルレンジ信号(低音から高音までの全ての帯域信号)が入力されています。
なので、低音だけでなく中音や高音なども鳴らしちゃってる状態です。
そうするとサブウーファーが苦手とする中音から上の帯域も鳴らさなければならなくなり、ドアスピーカーからの音を邪魔しちゃったりします。
邪魔が入っては嬉しいことはないので、こちらのサブウーファーから中音から上の帯域が鳴らないようにローパスフィルター(低音だけを通すフィルター)を取り付けて行きます。
写真じゃ少しわかりにくいですが^^;
サブウーファーに接続されているスピーカーケーブルの間にローパスフィルターを割り込ませます。
これで低音だけがサブウーファーに入力されるようになりますので、中音から上の帯域の曇りが減り、キレのある低音を鳴らすようになります。
あとは取り外していたパネルやカーペットなどをすべて元どおり組み付ければスピーカー交換作業完了です!
パネルを元どおり組み付ければ見た目も元どおり。
純正の取り付け方式と同じ取り付け方をしていますので、作業後は見た目が変わらずスッキリとしています。
ツィーターもパネルの中に取り付けていますのでぱっと見は純正そのまま。
ただ、よく覗き込むとツィーター周りのシルバーのリングがうっすら見えるので、ツィーターついてるぞ!という小さな満足感が得られると思います。
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました!
今回はブラムのS100N24を初めてメルセデス・ベンツに取り付けさせていただきました。
BMWでたくさんの実績があるので安心はしていましたが、やはりBMWで良いスピーカーはメルセデス・ベンツに取り付けても良かったです!
メルセデスで音質に不満がある方はブラムのスピーカーオススメですよ(^ ^)
ちなみに今回の取り付けは
『メルセデス・ベンツ専用 スピーカー交換 ブラムセット』
の内容で行なっております。
最後に
スピーカー交換前と交換後の音を録音してみました。
録音音源なので正確な比較にならないかもしれませんが興味がある方は比較音源聴いてみてください^ – ^