本日は少し前になりますが、メルセデス・ベンツ S500L(W221)の地デジアンテナ加工をさせていただいた作業を紹介させていただきます。
メルセデス・ベンツ SクラスやBMW 7シリーズ、レクサス LSなどは防磁ガラスが採用されているモデルがあるようで、後付けで地デジチューナーを取り付けてもかなり受信電波が弱く、すぐにワンセグになったり、受信しなくなったりします。
今回のお車も郊外を走るとすぐにワンセグになったり、電波が安定せずフリーズしたりしていたそうで、安定した受信環境を作るために作業をご依頼頂きました。
作業の内容といたしましては純正で元々取り付けられているアナログテレビチューナーに接続されているアンテナケーブルを利用して、後付けの地デジチューナーに接続する、という内容です。
ということで、まずは純正のアナログテレビチューナーにアクセスしていきます。
純正のアナログテレビチューナーはトランクの左側にありますので、まずはトランク内装を取り外していきます。
そうするとこんな感じにアナログテレビチューナーが出てきます。
メルセデス・ベンツの純正アナログテレビチューナーは4chですので、ここに4本のアンテナケーブルが接続されています。
その先端にアンテナケーブルを延長するケーブルを接続し、助手席足元に既設されている後付け地デジチューナーに接続していきます。
ちなみにこの時に純正側のケーブルは加工しなくてもいいのですが、地デジチューナー側のアンテナケーブルを加工して接続できるように加工します。
地デジチューナーは当店で取り付けたものではなく、助手席足元の空間にすでに取り付けられていました。
こちらのメルセデスは左ハンドルでしたので助手席は車両右側になります。
トランク左側から車両右前方まで、およそ対角の位置までケーブルを配線し、接続をすれば作業完了です!
あとは内装を元通り組み付け、確認作業を行ったら完成です。
作業前は工場にお車を入れた際にはワンセグでも少し怪しいくらいの受信感度でしたが、作業後はワンセグならバッチリ映りますし、ギリギリフルセグでも観れるくらいまで受信感度が改善し、お車を納車させていただきました。
今回は広島からご来店していただいての作業でしたので、出来るだけ早く納車させていただこうと思い急ぎ足で作業となりましたので写真少なめになってしまいました(^^;;
追伸。
納車2、3日後にオーナー様からご連絡をいただきまして、受信感度が大幅に改善して郊外でもフリーズすることがほとんどなく快適な受信環境になりました。とご丁寧に嬉しい報告を頂きました!
遠方からお越しいただいただけでも嬉しい事ですが、さらにこう言ったご連絡を頂けると大変嬉しいです!ありがとうございました^_^