本日はメルセデス・ベンツ C200 のスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのお客様はもう少し車内で聴く音楽を良い音で聴きたい。ということでスピーカー交換を検討されたそうです。
当初はフォーカルから出ているメルセデス用のスピーカーキットをご検討されておられましたが、実際にスピーカーを聴いていただきブラムのスピーカーをお選びいただきました。
ちなみにですが、当店にあるフォーカルは10cmのもので、メルセデス用スピーカーキットは8cmになります。
なので厳密には比較できないのですが、音色の違いなどは感じていただけると思います。
それでは作業に取りかかっていきます。
ドアスピーカーの交換ですのでまずはドア内張を取り外していきます。
取り外す前にスピーカー部のアップを。
メルセデスはドア上部にスピーカーが集まっています。
と言ってもミラー裏部分は高音を鳴らすツィーターが取り付けられていそうで、ほとんどの車種では付いていないです。
内張を取り外すとこのようになります。
ドアにスピーカーが無いのは内張側に付いているからです。
まずはツィーターの取付から行っていきます。
先ほどのミラー裏のパネルを取り外して取り付けるツィーターと並べてみました。
ちなみに白い布の上にパネルを置くとツィーターの部分が透けて見えています。
ということは今回のお車にもツィーターは付いていなかったということです。
実際にパネルにツィーターを取り付けるとこのようになります。
純正の取り付け部分よりブラムのツィーターの方が小さいのでサイズを合わせるためにBMW用に用意されているサイズを1サイズ大きくするリングを使って大きさを合わせています。
とは言いましてもBMW用だからか少しサイズが大きくなりすぎますのでパネルの方を少しカットしてサイズ合わせしております。
パネルへのツィーター取付が終われば後はパネルをドアに戻したらひとまずツィーターの取付は完了です。
ツィーターの次はドア上部のミッドレンジを交換します。
内張側にスピーカーがついておりますのでまずは内張を裏返します。
そうするとフェルトが一面に取り付けられております。
そのフェルトに隠れるように純正スピーカーは取り付けられています。
フェルトを取り外すとこんな感じで見えてきます。
取り外すとこのようになっております。
純正スピーカーの取付方法はゴムブッシュにスピーカーの突起をはめ込む形で固定されています。
ここでせっかくですので取り外した純正スピーカーとブラムのスピーカーを並べてみました。
ブラムのスピーカーはメルセデス用に設計されていますので並べてみるとサイズ感は同じとなっております。
裏側も比べるとこんな感じです。
口径や奥行きはほとんど同じに作られていますがやはり材質やスピーカー背面のフレーム形状は違います。
もちろんブラムの方がしっかりとしておりますので手に取った感じ、見た目ともにブラムの方が良質ですよ!
純正スピーカーを取り外したのであとはブラムのスピーカーを取り付けていけばよいのですが、その前にドア内張裏側を制振していきます。
制振作業出来上がりです。
いつもはスピーカー周りを部分的に施工するのですが、今回は少しグレードアップしていただきましたのでドア全体を部分的に行っております。
ドア内張の制振作業が終わりましたのでスピーカーの取付とミッドレンジ用のローパスフィルターの取付を行っております。
内張内部にローパスフィルターを取り付けるのですが、なかなか良い場所がすくないのでこちらへ取り付けさせてもらってます。
スピーカーとローパスフィルターの取付まで終われば内張側の作業は終わりですので最後に純正のフェルトを元に戻しておきます。
あとは内張をドアに組み付けるのですが、そのまえに、
ツィーター用のハイパスフィルターも取り付けます。
ハイパスフィルターはドアの方にちょうど良い場所がありますのでドア下部に貼り付け固定しております。
最後に内張を元通り組み付けてドアスピーカー交換とツィーターの取付完了です!
ツィーターは純正パネル内部、
ミッドレンジも純正と同じ取り付け方法ですので作業後は見た目が変わらずすっきりと取付完了です!
見た目は変わっておりませんがスピーカーが変わっていますので音質はしっかりと向上しております。
これにてフロントドアスピーカー交換作業は完了なのですが、もうひと作業あります。
それが助手席足元に取り付けられているサブウーファーへのローパスフィルター取り付けです。
ということで助手席のカーペットをとりはずしてサブウーファーへアクセスします。
カーペットとパネルを取り外すとサブウーファーが見えるようになります。
と言っても実際にサブウーファー本体にローパスフィルターを取り付けるわけではないですけどね(^^;
ローパスフィルターを取り付けるのはサブウーファーに接続されているスピーカーケーブルです。
途中の部分を一旦カットしてギボシ端子を取り付けます。
そしてそのギボシ端子にローパスフィルターを取り付けます。
コイル1つでー6dB/octのフィルターになります。
コイル自体は両面テープにて固定しておりますが、念のためにコイルの上からスポンジテープを貼っております。
これでフィルターの取付も完了ですので、
あとはパネルとカーペットを元に戻せば作業完了です。
これにてすべての作業が完了しましたので最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音の整えてから納車させていただきました。
納車の際にはしっかりと音質向上していることを確認していただきとても喜んでいただけました。
最初はスピーカー交換にそれほど乗り気でなかった感じの奥様も音質の変化にビックリされているようでした。
といった感じで本日はメルセデス・ベンツ C200 のスピーカー交換とサブウーファーへのローパスフィルター取り付け作業の紹介でした!
今回の作業は一部変更もありますが『メルセデス・ベンツ専用 スピーカー交換 ブラムセット』となっております。
そしてスピーカー交換前と交換後の比較試聴動画も撮影させていただきました!
マイクを通した音源になってますので正確性は低くなっているかもしれませんが参考にしていただけると幸いです。