本日はミニ クラブマン(F54)のフロントスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は純正オーディオの音質に不満があると言うことでスピーカー交換のご相談をいただきました。
相談をお受けした段階から第一候補としてフォーカルのスピーカーを選ばれていまいしたが、せっかくクラブマンに対応するスピーカーを3種類試聴出来るようにしておりますので聴き比べをしていただきました。
結果、第一候補のフォーカルにスピーカーに決定!
それでは作業の方に取りかかっていきます。
まずは今回取り付けるスピーカーの紹介です。
フォーカルのK2パワーシリーズのES 100K をベースにして国内代理店がミニ専用にパッケージングした『MN56KJ2』です。
ほとんどの部分はBMW用のパッケージングと同じですが、付属するケーブルの長さが違ったりとちょっとした部分が変わっています。
まずはドアスピーカーの交換から始めていきます。
と言うことで最初はドア内張外しです。
内張を外すとスピーカーが現れます。
クラブマンはドア上部、ここより上には取り付けができませんよ!と言うくらい上の部分にスピーカーが付いております。
こちらが純正スピーカーとなっております。
近頃のミニはBMWと同じスピーカー構成になっておりますので同じ形状の10cmスピーカーが取り付けられています。
スピーカーを取り外すとこのようになります。
スピーカーの取り付けは鉄板にダイレクトではなく、樹脂製のマウントに取り付けられています。
なのでスピーカーを取り外すとマウントがドアに残る形になります。
取り外した純正スピーカーと新しく取り付けるフォーカルのスピーカーを並べてみました。
フォーカルのES 100Kは10cmですので振動板口径は同じなのですが、汎用モデルのスピーカーですので固定ビス位置が4箇所です。
それに対して純正スピーカーは3点の変則固定となっております。
その違いを合わせるための専用ブラケットが付属してきていますので写真はブラケットまで取り付けた状態です。
ブラケットを取り付けることで形状は少し違いますが固定ビス位置を純正と合わせることが出来るようになります。
ついでに裏側の写真も。
フォーカルのスピーカーはマグネットを覆う形のフレームとなっておりますので少しマグネットは小さく見えますがその分強度が高そうな作りとなっております。
先ほどのフォーカルのスピーカーを取り付ける前に付属してくるフォーカルロゴの入ったデッドニングシートをスピーカー周りに貼り付けます。
こちらのシートは少し面白い構造で、振動を抑制するブチル層と遮音のためと思われるウレタンっぽいスポンジ層が一体となっております。
1つで2役となっていると言うことですね!
デッドニングシートを貼り終えたところでスピーカーを取り付けます。
専用キットとなってますのでぴったりと取り付けが可能です。
取り付け後は付属してくる遮音スポンジをスピーカー周りに貼り付けてドアスピーカーの交換完了です!
最後に内張を元に戻すと見た目が変わることなくスピーカー交換出来ております。
見た目が変わらないとすっきりとしていいですよね!
ドアが終わればお次はツィーターの取り付けです。
はい、いきなりですがツィーター取り付け完了です!
ミニの場合は純正のツィーター取り付け用パネルを使って取り付けも可能ですがこのパネル(Aピラー)は意外と値が張ります^^;
と言うことでパネル取り付けでもダッシュボード取り付けでもどちらでも選べるようにツィーターマウントが付属してきます。
今回は見た目が変わることに抵抗が無いと言うオーナー様のご意見でダッシュボード上に付属のマウントを使って取り付けさせていただいております。
最後に重要なユニットをもう一つ。
パッシブクロスオーバーネットワークです。
こちらのユニットがないとスピーカーが最適な仕事をしてくれないですからね!
と言うことでこちらのパッシブクロスオーバーを運転席、助手席両シート下に取り付けさせていただきました。
これにてスピーカー交換作業の全ての作業が完了です!
最後にパッシブクロスオーバーに内蔵されているツィーターのアッテネーター(音量調整)と純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えさせていただいて納車させていただきました。
本日はミニ クラブマンのフロントスピーカーをフォーカルのスピーカーへ交換する作業の紹介でした!