長期にわたり修理に出していた常連様の愛車がやっと帰ってきたということで
昨日は修理に出している間に色々と練っていた音質改善実験を実施させていただきました!
その計画第一弾がドア内部の吸音材です。
今まではレアルシルトのディフュージョンをドアスピーカーの裏側に
貼り付けていたのですが、
ちょっと違うものも試してみたいと言うご要望で、相談の結果
オーディオテクニカの吸音材 AT7570Rを使ってみることになりました。
この吸音材はちょっと工夫がされていまして、
うっすら見える丸い部分を外していくと吸音特性を変化させることができるのです!
ということでオーディオテクニカが公表しているデータをもとに思案し、
今回は全部外すことにしました♪
ボコボコです。。。
それをドアに取り付けているミッドバススピーカーの裏に取り付けるので
当たり前ですがスピーカーを取り外します。
そうすると見えてくるのがチョコレートのような見た目のレアルシルト ディフュージョンです。
これを外して取り付けるという選択肢もあったのですが今回はこの上に貼り付けてみよう!
ということで
貼り付けちゃいまいした!
ボコボコの隙間からディフュージョンがチラリと見えるなかなか珍しい状態。
反対側にも同様に貼り付けスピーカーを元に戻していざ変化を聴き比べ!
音の出た瞬間に思った感想は、音の感触がAT7570Rの感触になった!です。
触ったことある方はわかるかもしれませんがAT7570Rはしっとりとして柔らかく
触った後に手がちょっとだけぬるっとするような、言葉でうまく表現できないですが
そんな感じなのです。
そして音がまさにそんな感じに!ウエットになったといえばなったんだけど
水のようにさらっとウエットじゃなくて、少し粘度があるような感じ?
そんな音に変化していました。
微妙な表現になってしまいましたが、今までがドライな音で困っておられたので
それはそれで良しですし、全体的には良くなりましたよ♪
ダメだったら剥がしてしまおうかという話もしてましたがこのまま採用になりました^_^
そして計画第二弾がこちら
サウンドサスペンションのHNFスペシャルエディションと
光城精工のVE−01です。
どちらも近頃の当店の一押しグッズですので試していただきました!
まずは光城精工のバーチャルアースボックス VE−01から!
こちらはアンプなどのユニットの電源部、マイナス端子に接続するだけで
電源部のノイズ成分を吸収してくれる素敵な商品ですので
ミッドバスを鳴らしている2チャンネルアンプのマイナス部に接続、
音の変化をオーナー様と順番に聴いて確認。
さっき吸音材を取り付けて少し粘度のあるウエットだったミッドバスが
いい意味で水っぽくさらっとした感じに♪
でもツィーター側のアンプにはVE−01を取り付けていないからか
ツィーターが詰まった感じに聞こえてしまってちょっとバランスが悪いかも?
それならばとミッドバスのアンプからツィーター側の2チャンネルアンプに付け替え!
今度はツィーターの音が少し硬くなっちゃいましたが
奥行き感がスーッと伸びる!今までよりも明らかに奥行きが深い!
これはアリですねぇ!なんて言いながら
やっぱり試したいのはプロセッサー♪
先にオーナー様が試聴して、続いて僕が聴いて、
僕が降りたところでオーナー様が
「3か所つけてみたけど、どこが一番?」迷わず僕は
「プロセッサー!」
だよねぇ♪ なんて二人で言いながら笑うくらい
バランスが良くて音の全体のクオリティが1段2段くらい上がりました!
ツィーターにつけた時ほどの奥行き感が出なかったですが
全体のバランスを考えたら迷わずプロセッサーでしたね!
とここまでひとしきりVE−01で遊んじゃいましたので
お次はサウンドサスペンションのHNFです!
こちらは電源ラインに割り込ませる形で取り付けを行う商品で
許容電流が15Aまでなのでアンプにはつけれませんから
プロセッサーに取り付け。
こちらもまた音の変化がすごいです!
音数が増えて、密度感が増して、音が前に出てくる感じ!
いやーすごい!音の変化量は断然HNFの方がありました♪
HNFまで聴き比べが終わりましたらここでオーナー様とプチ会議。
プチ会議の結果、バーチャルアースボックス VE−01をお買い上げ頂きました!
HNFももちろん素晴らしかったのですが、オーナー様の音の好みは
音が前に出てくるよりも、1歩下がったような音ですので、
密度感が増して前に出てくるような音のHNFよりも
奥行き感が増す感じのVE−01の方が好みということで決まりました。
VE−01は在庫しておりましたので早速取り付けさせていただき、
2人でたっぷりと楽しんだ音質改善実験でした^_^
おまけ。
実験後にはこんなものが転がってました。
吸音材から外した残骸。