本日は マツダ アクセラ のフロントドア制振作業をさせていただいた内容を紹介いたします。
こちらのオーナー様はすでにスピーカーを交換済みの状態で、そこからドアの制振を行うとどのように変わるのか、そして今つけているスピーカーの限界値はどこなのか、と言ったところに興味があるということでドア制振作業のご相談を頂きました。
今回のご希望としては10万円以内でドア制振を施工したい。ということでしたので『これを行う』というのを作業前の段階ではある程度までしか決めず、最終的にはドアを開けてみて、状況を見ながら最適と思える内容で施工をさせていただくことになりました。
それでは作業を紹介していきます。
まずは作業前の状態です。
スピーカーは交換済みですが、ドア内部にインナーバッフルでの取り付けですので見た目は変わっていないですね。
先程の状態から内張を取り外してドア内部の状態です。
スピーカーはアルパインのインナーバッフルを使用してフォーカルの170V が取り付けられていました。
170V はすでに販売が終了しておりますが、国内メーカーのスピーカーと同じサイズ感で作られていますので国産車にも取り付けしやすいスピーカーでした。
制振作業を行うにあたってスピーカーを取り外そうかと思ったのですが、そこで少し悪いところを発見(^^;;
カロッツェリアのインナーバッフルの場合はスピーカーケーブルをドア裏に回すための溝が作ってありますが、アルパインにはありません。なのにカロッツェリアと同じようにスピーカーとバッフルの間をスピーカーケーブルが通してありました。
この状態ではスピーカーケーブルは潰れてしまいますし、スピーカーとバッフルの間に隙間ができてしまいます。
良いことはないのでスピーカーを取り付ける際に修正しておきます。
いきなりですが、先程のスピーカーを取り外して、さらにドアを覆っている樹脂パネルを取り外しました。
マツダ車の場合は樹脂パネルで覆われていますのでスピーカー背面部の鉄板に施工を行おうとしてもスピーカー取り付け部からしか手が入れられず、施工範囲が限られます。
少し手間はかかりますが、思い切って樹脂パネルを取り外すと一気に施工がしやすくなります。
次に、制振シートの貼り付けの邪魔になるパーツや、スピーカー背面部に元々貼り付けられていた制振シートなど取り外してすっきりとした状態にします。
ドアを脱脂(掃除)後に制振シートの貼り付けです。
今回はレアルシルトのノーマルバージョン、青色のシートを貼り付けさせて頂きました。
予算の関係もありますので、全面貼り付けではなく、貼り付け枚数を決めて施工をしたのですが、およそ全面に貼り付けることができました。
そしてスピーカーの裏側にはレアルシルトの音を拡散と吸音してくれるディフュージョンの貼り付けです。
そしてドアの後方側にオーディオテクニカの吸音シートを切り分けて貼り付けさせて頂きました。
これでスピーカー背面部の鉄板に対する制振作業は完了なので、再度樹脂パネルを取り付けていきます。
樹脂パネルを取り付けて元の状態に戻りました。
ここからはこの樹脂パネルに対して制振作業を行っていきます。
ちなみに、この時点で先ほどのスピーカーケーブルが挟まれている状態を改善しております。
早速貼り付け完了です。
こちらはオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けさせていただきました。
ちなみにこちらもご予算に合わせて量を調整しつつ、効果的な形で施工をさせていただきました。
仕上げにスピーカーを取り付けてこちらのパネルの制振作業も完了です。
最後は内張の制振です。
こちらも部分的な施工ですが、振動しやすい場所を選びながら施工をさせていただきました。
これで今回ご依頼いただきました制振作業の完了となりますので最後に、
内張を組み付けて完成です!
色々制振作業行いましたが、全てドア内部ということで作業前後で見た目の変化はありません。
あと、今回の作業とは関係ないですが、ツィーターはダッシュボードの上に取り付けされていました。
最後に取り付けられていたディスプレイオーディオの音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
といった感じで本日は マツダ アクセラ のフロントドアを制振させていただいた作業を紹介いたしました。
今回のように制振だけの施工のご依頼もさせていただいておりますので、興味がおありの方はお気軽にお問い合わせくださいね!