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本日は思いもよらないお願い事をされて、

しかも今日中にしてほしいなぁ、ということで急遽お願い事をこなしていたら

予定がガラッと変わってしまったイチニチでした(^^;;

 

そんな今日も現在の作業に追いつくべく過去の作業、

ホンダ フィットにスピーカーを取り付けさせていただいた作業を紹介いたします♪

こちらのオーナー様はクラシックとジャズを聴かれる方で、

音量を上げた時にボワーンとした音が気になるのでスピーカーを交換したい、とのご相談をメールでいただきました。

クラシックやジャズを聴かれるならヘリックスのP62Cが合うのではないかとオススメさせていただいてはいましたが、

実際にご来店いただいた時にスピーカーを試聴していただいたら

ブラムのシグネチャーシリーズ S165.80が好みにぴったり合う!ということで

ブラムのシグネチャーシリーズに決めていただきました♪

ただ、シグネチャーシリーズが大変好評で、現在欠品中。

そして次の入荷が9月下旬から10月上旬ごろになりそう。

ということで、以前のモデル ライブシリーズの薄型モデル、165.45を取り付けさせていただくこととになりました。

 

スピーカーが決まりましたのであとは取り付け方なのですが、

今回はご予算の関係上お買い得な取付セット、ライトコースでの取り付けとなりました。

 

ということで早速取り付け作業です!

スピーカーの取り付けなので当たり前ですが、まずは内張を外していきます。

いつもならドアの制振作業から始めるのですが、今回はインナーバッフル製作から取り掛かりました。

スピーカーの取り付け部の鉄板からガラスを下げた時のガラスまでの距離を見てガラスに当たらないようにしながら

スピーカーから内張までの距離を考えて内張に当たらないようにインナーバッフルの厚さを決めて、

車両の取り付け部に合わせてリングの外径を決め、スピーカーに合わせて内径を決めてインナーバッフルの形を作ります。

出来上がったリングを見たらただのリングじゃん!って感じですが、

いろいろ考えながら出来上がったリングなのです。

そして仕上げに防水と制振効果のある特殊塗料を塗ればMDF製オリジナルインナーバッフルの完成です!

 

このインナーバッフルを使えばスピーカーが取り付けれるのですが、

最近のホンダ車はスピーカー取り付け穴が変な形をしています。

この形のおかげでスピーカーが鉄板に当たって取り付けができませんし、

スピーカーの背面の空気の流れが悪くなるので音にも影響してしまいます。

となればカットです!

ちょっとわかりにくいですが、インナーバッフルの内径に合わせて鉄板をカットしました!

切り口はそのままにしているとサビが出てくるので仕上げに黒い塗料を塗っています。

 

インナーバッフルが出来て、スピーカー取り付け部の開口が確保できたところで

ドア制振作業を開始です♪

まずはスピーカー裏側のアウターパネル。

レアルシルトのスタンダードモデルを脱脂をして綺麗になった鉄板の上に貼り付けます。

そしてその上に吸音と拡散効果のあるレアルシルト ディフュージョンを貼り付ければアウターパネル制振完成!

おっと、同時にインナーバッフルの取り付けも完了してますね!

 

おつぎはスピーカーを取り付ける鉄板、インナーパネルです。

セット内容はサービスホールを埋める内容になっていますので

最初にあった防水ビニールを剥がし、貼り付け部を綺麗に掃除します。

そしてレアルシルトで塞いじゃいます!

同じ青色なのでわかりにくいですが、レアルシルトの縁にオーディオテクニカのブチル系制振材AT7450を貼り付けています。

レアルシルトは制振効果が高く、よく貼りつく制振材なのですが、

湾曲した部分に貼り付けると樹脂層とアルミ層が剥離してくることがありますので

剥離の予防としてブチル系制振材で押さえつけて仕上げています。

 

これでインナーパネルも制振作業が終わりましたので最後に内張です。

ライトコースの内張制振は部分制振となっていますので

共振しやすい場所を選び先ほどのオーディオテクニカの制振材を貼ります。

本当は全面に貼った方が効果は高いのですが、ライトコースなのでちょっと控えめです^^;

 

インナーバッフルが出来て、ドア制振も終わりましたので

ナビゲーション裏からドア内部にカナレの4S8をダイレクトに通線したらあとはスピーカーを付けるだけです!

はい、これでドアにスピーカーの取り付けが完成です!

165.45はセパレートタイプの2wayスピーカーですのであとはツィーターの取り付けです。

 

こちらもナビゲーション裏から取り付け場所となるダッシュボード上までスピーカーケーブルを配線するのですが、

こちらはダイレクトにつなげて低音信号までツィーターに流れるとツィーターが壊れてしまうますので

付属で付いてくるハイパスフィルターを途中に挟んで配線します。

ここであれっ?と思いました?

そう、ブラムの165.45のパッシブネットワークはツィーターにハイパスフィルターのみで

ドアのミッドバスはフルレンジの設定となっています。

詳しく理由を聞いたことはないですが、これで良い音になるように設計がされてるようです♪

 

これで全ての作業が終わりですのであとは外していたパネルを元通り組み付ければ完成です!

ドアは内張組み付けると純正と変化なしですが、

ツィーターはダッシュボードに取り付けなので、付いてますよーとアピールしてくれます♪

アピールはしてくれますが、ガラスにかぶっていませんので視界の邪魔をすることはありません。

そして最後に取り付けの確認を行ったのち、純正オプションナビのギャザズに内蔵されている調整機能と

付属されているハイパスフィルターのアッテネーター調整、

そしてツィーターとミッドバスの位相のつながりを合わせて全ての作業完了です^_^

これで今まで以上にクラッシクやジャズを楽しんで聴けるようになったのではないかと思います!

 

一気に紹介致しましたのでちょっと長くなってしまいましたが、

ホンダ フィットにブラム ライブシリーズ 165.45を

スピーカー取り付けセット ライトコースにて取り付けさせていただいた作業紹介でした。

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