本日はホンダ S660 の車内静音作業をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は車内の騒音、特に走っている時のロードノイズの大きさに悩まれていました。
そこで少しでも静かにすることはできないだろうか?という思いからご相談をいただきました。
走行中のロードノイズということですので、一番最初に行い施工場所としてはフロアになりますので今回はフロアに対する静音作業をご依頼いただきました。
それでは作業に取り掛かっていきます。
フロアに対して静音作業を行っていきますのでまずはシートやカーペットなど下側の内装を取り外していきます。
取り外すとこんな感じで下半分鉄板が見える状態になります。
余談ですが、ダッシュボードは外さなくても下側は取り外せますのでダッシュは触ってないです。
内装の取り外しが出来たところであとは制振シートを貼り付ける部分を脱脂して、ひたすら貼り付けです。
通常、フロア静音作業は後部座席までですが、S660は2シーターですので背面部まで施工させてもらってます。
ちなみに写真は助手席側が終わって運転席はまだ手付かずな状態です。
運転席側も貼り終えるとこのようになります。
面積が広いので貼り付け自体も大変ですが、その後の圧着が一番大変なんですよね^^;
貼り付けた部分をひたすらゴシゴシ圧着です。
運転席側の背面部にも貼り付けております。
これにて制振は完了です。
ちなみに制振シートを貼り付けることによって得られる効果ですが、鉄板部分の不要な振動を抑えることで騒音が伝わってくることを抑制してくれます。
あとはしっかりと貼り付けることにより鉄板部分の重量が増えますので鉄板自体の遮音効果の向上もあります。
制振シートの貼り付けが終わればその上に遮音シートを貼り付けていきます。
遮音シートは読んで字のごとく音を遮る効果のあるシートになっております。
言ってしまえばスポンジのような感じでもありますが、主に中・高音を遮る効果が高いです。
ということは低音に対しては効果が薄いのです^^;
ですので施工の際には制振シートと遮音シートセットで行うことがお勧めです!
これでフロアの静音作業は完了です!
続いてエンジンフードの静音作業を行います。
S660はリアエンジンですので普通のお車でいうトランク部分になりますかね。
まずは施工前の状態です。
エンジンフードカバーも無く、鉄板剥き出しな感じです。
そこに、先程同様に制振シートを貼り付けます。
そして制振シートの上に断熱&遮音シートを貼り付けです。
ちなみに今回はフードカバーがなかったので、耐熱仕様の遮音シートになっております。
フードカバーがあれば通常の遮音シートや吸音シートでも大丈夫なのですが、ない場合はこちらを使わないといけないようになります。
これにて今回ご依頼の静音作業は完了です!
正直、静音作業は走ってみないと効果が確認できないので僕自身はどれほど変わったか作業前後で確認が出来ないです^^;
効果があるのはわかっているものの、どれほど変わったか確認出来ないのでいつもちょっと心配しながら納車させていただくのですが、納車後オーナー様から静かになりました!というご連絡をいただきホッとしました(笑)
と言った感じで、本日はホンダ S660 フロアとボンネットの静音作業を紹介させていただきました!
ロードノイズやエンジン音などがうるさくて悩んでおられる方はお気軽にご相談くださいね!
全く聞こえなくなる!なんてことは正直ありませんが^^; 現状より静かにすることは可能ですよ!