
本日は ホンダ N-VAN のタイヤハウスとバルクヘッド上部に対する静音作業をさせていただいた内容を紹介いたします。
こちらのオーナーは当初、いろいろな箇所の静音作業とスピーカー交換のご相談をしていただいておりました。
ですが、ご予算的に折り合いが合わず、可能な範囲はご自身で施工をされることになりました。
そしてご自身での施工が完了して、残りの部分としてタイヤハウスとバルクヘッド上部への静音作業をご依頼いただきました。
それでは作業を紹介していきます。

まずはタイヤハウス内の作業から初めていきます。
ということでまずはジャッキアップをした状態です。
ここからタイヤを取り外し、樹脂のインナーカバーを取り外します。

無事にインナーカバーを取り外して水洗い後、脱脂まで行った状態です。
綺麗になったところで、

まずは制振シートを貼り付けです。
カバーが銀色になっておりますが、貼り付け箇所は内側なので取り付け後は見えない箇所になります。

お次は先程の制振シートの上に遮音シートの貼り付けです。
制振シートと遮音シートの2層構造とすることで振動を抑えつつ、音を遮ることができるようになります。
インナーカバーがそれほど大きくはありませんでしたのでタイヤハウスからの騒音を全面的に抑えることにはならないかもですが、それでも遮音層が増えることで車内にロードノイズが入りにくくなります。
今回は前輪2輪の施工依頼でしたのでこちらのカバーを元通りに車両に組み付けるとタイヤハウスへの静音作業は完了となります。

お次はバルクヘッド上部への施工を行なっていきます。
いきなり上の写真を見ると「どこだ?」となるかもしれないですが、フロントガラスとエンジンルームの間、普段はワイパーが取り付けられている樹脂カバーの下になります。
すでにワイパーを取り外し、樹脂カバーを取り外しているので余計にわかりにくいですね。

こちらも先程と同様にまずは制振シートを貼り付けていきます。
奥まった形状なので全ては写せていないですが、ほぼ全面に貼り付けをしております。

お次は遮音シートの貼り付けです。
こちらも全面に貼り付けをした方が効果は高いのでしょうが、素材的にスポンジのような形状をしているので水が溜まりそうな部分への貼り付けは避けております。
シート自体は水がかかるところへも施工可能になっておりますが、水を吸い込んでしまって排水しきれない場合にはカビなど発生する可能性もありますので、傾斜がついていて比較的排水がしやすそうな場所に限定して貼り付けております。

遮音シートまで貼り終えたところでバルクヘッド上部の施工も完了です。
樹脂パネルとワイパーを元通りに組み付けてこちらも完成。

と言った感じで本日は ホンダ N-VAN のタイヤハウスとバルクヘッド上部に対して静音作業をさせていただいた内容を紹介させていただきました。
追伸
明日は火曜日ですのでお休みですが、13日(水曜)から18日(月曜)まで通常通り営業しております。
その代わりに19日(火曜)の午後から25日(月曜)まで休ませていただきます。
26日は火曜日になりますが営業しておりますのでよろしくお願いいたします。