本日は トヨタ RAV4 のフロントとリアスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はオーディオのグレードアップでご相談をいただきました。
当初はスピーカーと合わせてサブウーファーの交換もご検討されておられました。
というのが現在取り付けられているサブウーファーが大きいので、小型なモデルへの変更をご検討されておられました。
ただ、お話をうかがっておりますと現在のものよりも低音の強いサブウーファーが良い、とのことでした。
現在つけれられいるサブウーファーが大きいのがネックではありますがその分低音の鳴りっぷりが良いモデルでしたので、これを小型なものに変更すると低音が弱くなる可能性が高いことをお伝えさせていただいたところ、今回はサブウーファーはそのままでスピーカーを交換させていただくこととなりました。
それでは作業を紹介していきます。
まずはフロントスピーカーの交換から始めていきます。
ということで作業前のドアの状態です。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
近頃のトヨタ車ですね。サービスホール(大きな穴)が樹脂パネルで塞がれているタイプのドアでした。
こちらが今回交換していく純正スピーカーです。
いつもの純正スピーカーですね。
先ほどのスピーカーを交換しますので取り外してしまいます。
取り外してすっきりとしたところでここからは新しいスピーカーを取り付ける作業になります。
まずはスピーカーを取り付ける土台となるインナーバッフルを取り付けます。
今回はカロッツェリアのスピーカーをお選びいただきましたのでとてもおすすめさせていただいております鉄製インナーバッフルにグレードアップしていただきました。
こちらは通常使用している木製インナーバッフルよりお値段高くなっております。
とはいえ、音質はこちらのほうが良いですし、高耐久なので長期の使用にも安心です。
それが木製のものよりプラス1万円くらいなので損はない追加だと思います。
インナーバッフルを取り付けた次はスピーカー周りの制振です。
こちらはいつものオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けております。
制振作業まで終わったところでスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの『TS-V173S』をお選びいただきました。
スピーカーを取り付けた後はスピーカーの周りに遮音スポンジの貼り付けです。
こちらのスポンジ、鉄製インナーバッフルに付属のものですが、しっかり厚みがあって良い感じです。
遮音スポンジを取り付けたところでドア内部での作業は完了です。
ということで作業後のドアはこのように仕上がりました。
ちなみにドア内部にパッシブクロスオーバー(ウーファー用)を取り付けているのですが、スピーカー周りにちょうど良い空間がなかったのでドアの後ろよりの部分に取り付けさせていただきました。
最後に内張を組み付けてフロントドアスピーカーの交換完了です。
お次はダッシュボード上での作業です。
今回は純正位置へツィーターを取り付けていきます。
ツィーター取り付け部分にレーダー探知機が取り付けられていましたのでまずは横に移動してもらい、カバーを取り外しました。
そうすると純正のツィーターが見えてきます。
純正ツィーター、一旦取り外します。
取り外した純正ツィーターとカロッツェリアのV173Sのツィーターを並べてみました。
Vシリーズのツィーターは少し大きいのはありますが、純正ツィーターはフレーム(?)サイズの割に小さなツィーターが取り付けられていました。
純正位置への取り付けの場合は、いつもならこの純正フレームと同じ形状のプレートを作ってツィーターを取り付けますが、
今回はカロッツェリアから販売されている純正位置にツィーターを取り付けるための取り付けキットを使います。
純正位置への取り付けですが、カバーを変えますので見た目は変わります。
でもカバー丸ごと交換なので見た目で変な感じはないかと思います。
ということで車両に取り付けるとこのようになります。
ツィーターがニョキっと出てきていますがパネルと一体になっているので取ってつけたような感じはないかと思います。
そして元々あったレーダーは左に移動していただきました。
場所的にはちょっと苦しい場所ですが、今までの場所ではツィーターが隠れてしまいますからね^^;
これでフロントスピーカーの交換が完了となります。
お次はリアドアのスピーカー交換を行っていきます。
ということでまずは作業前の状態です。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっておりました。
リアはサービスホールが樹脂パネルではなく、以前のようにビニールシートで塞いでありました。
この違いは何があるのでしょうね?
こちらが交換するスピーカーになります。
スピーカーはフロントに取り付けられていたものと同じものでした。
まずは取り外して、
そしてフロントと同様に鉄製のインナーバッフルを取り付けです!
インナーバッフルを取り付ければ次は制振ですね。
こちらもフロント同様にスピーカー周りへの施工です。
制振作業まで終わればスピーカーの取り付けです。
フロントに取り付けたスピーカーはTS-V173Sでしたので理想は同じスピーカーを取り付けることになります。
ですが、リアドアの場合にはツィーターを取り付けるのにちょうど良い場所がない、ということで1グレード下がりますがコアキシャルタイプの『TS-C1730II 』を取り付けさせていただきました。
コアキシャルタイプでしたらツィーターの取り付けスペースがない車両でも取り付け場所に困ることがありません。
スピーカーの取り付けができたところで仕上げにこちらにも遮音スポンジの貼り付けです。
最後に内張を元通りに組み付ければリアスピーカーの交換作業も完了となります。
これで今回ご依頼の作業が全て完了いたしましたので、
最後に元々取り付けられていたカロッツェリアのナビの音質調整機能を使って全体の音のバランスを整えさせていただきました。
ちなみにご来店いただいた時点で取り付けをされていたサブウーファーはこちらになります。
少し古いモデルになりますが鳴りっぷりは良いモデルでした。
ただサイズが大きいということがネックでしたね(^^;;
といった感じで本日は トヨタ RAV4 のフロントスピーカーをカロッツェリアの『TS-V173S』にリアスピーカーを『TS-C1730II 』に交換させていただいた作業の紹介でした。