本日はトヨタ クラウン のトランクに取り付けられていたアンプ内蔵型のDSP(プロセッサー)の手直し作業を紹介いたします。
こちらのお車は他のお店で取り付けをされていたのですが、諸事情により当店での手直し作業となりました。
その手直しの内容ですが、DSPを固定していたベースのボードが外れてしまってしまったようで、そのボードを固定し直す。という内容です。
それでは作業に取り掛かっていきます。
まずは作業前の状態です。
トランクの左側にスペースがありますのでそちらにマッチの『PP 86DSP』が取り付けられていました。
DSP本体とその下のボードがしっかりと固定されていたのですが、ボードと車体の固定が外れかけていてグラグラしています。
そのせいで動いてしまっていたのでオーナー様が緩衝材としてタオルを挟まれていました。
ボードの固定をやり直すために一旦すべて取り外しました。
そしたら固定が甘くなっていた原因を発見。
車両には制振のためと思いますが、樹脂のようなものが塗り込まれていることがあります。
今回はその樹脂のようなものにボードをコーキングで固定されていました。
この樹脂のようなものは経年変化などで脆くなってしまうことがありますので、そのせいでボードを固定しきれなくなっていました。
ということで、この樹脂のようなものに固定することは個人的にはお勧めしません^^;
ということで新しくボードを固定し直すためにボードの接地面の樹脂のようなものを剥ぎ取ります。
今回は固定に関係ない部分とまだ脆くなっていない部分は残して剥ぎ取ってます。
そして新しいボードを固定です。
元々のボードを再利用する手段もありましたが、痛みがありましたのでほとんど同じサイズで新しくボードを切り出しました。
先程のボードの上に今までDSPが取り付けられていたボードを取り付けます。
ちなみに今までの状態も上からDSP、その下にボードが1枚と車体と接着されているボードが1枚。と言った構成になっていました。
最後にDSPを取り付け直して手直し作業完成です!
今回は一番下のボードをしっかりと車体に貼り付けていますので外れることはないと思います。
と言った感じで、本日はトヨタ クラウン のトランクに取り付けられていたDSP(プロセッサー)の固定を手直しした作業の紹介でした。
最後にちょっと雑談。
今回の作業のように他店で取り付けをされた商品の点検や手直し作業も対応させていただいております。
ただ、他店で取り付けられたものですと配線の引き回しや接続の仕方など細かな部分はわからないケースがあったりします。
場合によってはそういった部分を解析してからの作業となりますので思ったよりも時間がかかってしまうことがほとんどです。
時間がかかるということはどうしても工賃をそれなりにいただかなければならなくなります。
なので今回のような手直し作業は取り付けを依頼されたお店へ相談されるのが一番だと思っています。
それでも何かしらの事情で取り付けてもらったお店への相談が難しい際には対応させていただきますのでお気軽にご相談くださいね。