本日はトヨタ エスティマ にアンプ内蔵タイプのプロセッサー(DSP)を取り付けさせていただいた作業を紹介いたします。
今回のお車は以前、スピーカー交換やナビゲーション交換など数回取り付け作業をさせていただいたお車で、今回は更なるシステムアップとしてプロセッサー取り付けのご相談をいただきました。
当初、お話をさせていただく中で、ご予算面や今後の発展性を考えてヘリックスのM-FOUR DSP をお選びいただいていたのですが、長期在庫欠品中で次回入荷も未定。ということで今回は急遽オーナー様が中古で見つけてこられたヘリックスの『P-SIX DSP Mk2』を取り付けさせていただくことになりました。
それでは早速作業にとりかかっていきます。
プロセッサー取り付けなのですが、まずはドア内張を取り外すところから作業を始めます。
というのが、今までの作業ではスピーカーケーブルは純正のものを流用しておりましたが、今回はせっかくプロセッサーを導入しますのでフロント2Wayスピーカーをマルチ接続するためにスピーカーケーブルを新たに引き換えることとなっております。
先程の内張を取り外すとこのようになっております。
以前の作業でスピーカー交換とサービスホール部分の制振作業を行っております。
こちらが以前取り付けさせていただいたケンウッドのスピーカーになります。
鮮やかな色をしているので見た目がとても綺麗ですね。
先程のスピーカーに接続するスピーカーケーブルを新たに引き回していきますのでまずはスピーカー本体を取り外します。
そしてドア内部にオーディオテクニカのAT-RS110 を通していきます。
スピーカーケーブルをドア内部に引き回していくことにより、スピーカーケーブルが純正のものより良質なものになるのはわかりやすいメリットですが、
そのほかに純正ケーブルよりも接点抵抗を減らせることもあります。
純正ケーブルの場合はアンプからスピーカーまでの間に何箇所かカプラーになるなどして接続点があります。
そうすることにより引き回しなどはやりやすくなるのでしょうが、オーディオ的には接点が増えるとその都度抵抗が発生するのであまり宜しくはありません。
それを新しくスピーカーケーブルを引き回すことによって最小限の接点に減らすことができますのでケーブルが変わることに比べれば小さいですがこれもメリットになります。
スピーカーケーブルをドア内部に通線できましたのであとはスピーカーケーブルとスピーカーを接続してスピーカーを固定し直せばドアの作業は完了なのですが、せっかくスピーカーを取り外しましたのでついでにスピーカー背面部の制振作業も行ってます。
スピーカー交換時に背面部の制振作業をされていない方はこういったシステムアップの際にスピーカーを外すようでしたらついでに施工しておくことがおすすめですよ!
ということでスピーカーケーブルの引き回しと背面部の制振が終わりましたので再度スピーカーを取り付けて、ドア内張を組み付けたらドアで行う作業は完成です。
ドアスピーカーへのスピーカーケーブル引き換えが終わりましたらお次はツィーターです。
こちらも一旦取り外して先ほどと同じくAT-RS110 を引き回して接続します。
スピーカーケーブルの引き換えが終わったところでお次は電源の取り出しです。
エンジンルームのバッテリーから直接常時電源を取り出し、プロセッサーまで引き回していきます。
スピーカーケーブル、電源ケーブル、そして最後にナビからの音声をRCAケーブルで取り出してシート下まで引き回してきてプロセッサーの取り付けです。
以前の取り付け作業で運転席の下にはパワードサブウーファーを取り付けさせていただいておりますので今回は助手席の下にプロセッサーを取り付けさせていただきました。
あとは最後にヘリックスのプロセッサー用リモコン『DIRECTOR』をハンドル奥にある小物入れに取り付けをさせていただいて今回の作業は全て完了です。
最後に今回取り付けをさせていただいたヘリックスの『P-SIX DSP Mk2』を使って音の調整をさせていただいて納車させていただきました。
といった感じで本日はトヨタ エスティマ にアンプ内蔵タイプのプロセッサー『P-SIX DSP Mk2』を取り付けさせていただいた作業の紹介でした。