本日は アルピナ D5 のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はずっとオーディオに不満を持たれていたそうなのですが、我慢をされていたそうです。
流石にどうにかしたいとなり、スピーカー交換をご検討されたそうです。
その際に当店のことを知っていただき、メールでお問い合わせいただきました。
スピーカー交換の際は実際にスピーカーを聴き比べていただき取り付けるスピーカーを選んていただくことをおすすめさせていただいておりますが、なかなかご都合がつかない、ということでメールで施工内容の打ち合わせをさせていただきました。
それではスピーカー交換作業を紹介していきます。
まずは作業前の状態です。
今回はノーマルオーディオということでツィーター無しの状態でした。
確かにこれでは音質に不満も出ますよね・・・
作業を始めるためにまずは内張を取り外させていただきました。
こちらの車両はモデルコードがF10になりますので少し前の型の車両になります。
少し久しぶりですが、懐かしい感じのドア内部ですね。
新しくツィーターを取り付けるためにミラー裏のパネルも取り外しました。
ミラー裏のパネルを外したところでまずはツィーターの取り付けから始めていきます。
今までのパネルの上にツィーターを取り付ける方法もありますが、どうしてもツィーターが見えるようになり、内装の雰囲気が変わってしまいます。
そこでツィーターを取り付けることができるパネル、今回はハーマンカードンサウンドオプション付きの車両用のパネルを取り寄せさせていただきました。
ツィーター取り付けができる分メッシュグリルなどあり、見た目は変わりますが純正パネルですのでフィッティングはもちろん、デザインも純正になります。
早速ですがパネルを裏返してツィーターの取り付けです。
今回はフォーカルのスピーカーをお選びいただきましたので黄色の振動板のツィーターをパネル裏から取り付けております。
取り付け後は薄らですが、黄色の振動板が透けて見えるようになります。
パネルにツィーターの取り付けができればあとはパネルをドアに取り付けてひとまずツィーターの取り付けは完了です。
ツィーターの次はミッドレンジの交換を行なっていきます。
今回の車両は『F』型の車両ですが、ミッドレンジは内張側に取り付けられています。
内張へのミッドレンジ取り付けはもう一つ前の型である『E』型で採用されていましたね。
こちらが今回交換していく純正ミッドレンジスピーカーです。
交換なので早速取り外しです。
純正を取り外したところで新しく取り付けるフォーカルのスピーカーを準備します。
純正は変則的な3点固定ですが、フォーカルのスピーカーは汎用なので4点固定のスピーカーです。
なのでこのままでは取り付けができません。
ということで取り付けるためのアタッチメントとなるインナーバッフルを作成してスピーカーに取り付けます。
こうすることで純正位置に取り付けることができるようになります。
早速取り付けです。
ピタッと取り付け完了です。
スピーカーの取り付けが完了したところで次に内張の制振を行います。
今回は取り付けセットメニューなのでいつもならドア鉄板側にも施工をしますが、今回は内張にミッドレンジが取り付けられていますので鉄板に貼り付ける制振シートも内張側に回させていただきました。
結果としておおよそ全面に貼り付けができました。
そうして同時にパッシブクロスオーバーネットワークも内張に貼り付け設置させていただきました。
制振後は軽くですが、スピーカーの周りに吸音スポンジの設置をさせていただきました。
これでスピーカー交換作業は完了なので内張をドアへ組み付けていきます。
ドア内張を元通りに組み付けたらスピーカー交換作業が終了となります。
ミラー裏のパネルは違うパネルに交換させていただきましたので見た目は変わりましたが、ハーマンのパネルですので違和感はないかと思います。
作業完了後は純正オーディオに内蔵されている音質調整機能とパッシブクロスオーバーの調整機能を使って全体のバランスを整えて完成となります。
といった感じで本日は アルピナ D5 のフロントドアスピーカーをフォーカルのスピーカーに交換させていただいた作業を紹介させていただきました。
追伸。
BMWのエンブレムもいいですが、アルピナのエンブレムは特別感があって良いですよね〜!