本日は アウディ ＴＴ（８Ｎ）のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのお車はフロントスピーカーがダメになってしまっている、ということで交換のご相談をいただきました。
ＴＴ ８Ｎ のフロントスピーカーは少し変わった取り付け方をされているのでちょっと交換はしずらいのですが、以前施工をさせていただいたことのある車両でしたのでスピーカー交換をさせていただくこととなりました。

それでは作業を紹介していきます。

まずは作業前の状態です。
デザイン的には年式を感じるデザインではありますが、それ以外はパッと見た感じ普通のドアデザインになります。
ですが、取り外し方や中の構造に関しては少し特殊です。

早速内張を取り外すとこのようになっております。
「いやいや内張外した後に防水シートも外してるでしょ？」と言った見た目になっておりますが、内張を外しただけの状態です。
内張側に防水シートがついているのでドア側はいきなり裸（？）な感じになります。
鉄板部分が少ないのでその分フレームで強度を出している形になっているのか剛性はとてもありそうなドアですね。

取り外した内張がこちらになります。
全面防水シートが設置され、縁の部分もブチルで接着されていました。

そして今回交換していくスピーカーはこちらに取り付けられています。

先程の状態では作業ができませんので防水シートを剥がしスピーカーが見える状態としました。
この状態でもよく見るとわかりますが、スピーカーのエッジ部分が崩壊してしまって、車内側のスピーカーグリル部分が見えてしまっています。

早速取り外すと、エッジ部分がほとんど残ってませんでした(^^;;

お次はツィーターも取り外しです。
ドアウーファーの少し上の部分にビス３本で取り付けられていましたのでビスを外して取り出したところです。
こちらは問題ないと思いますがせっかくスピーカーを交換するのでセットで交換です。

まずはツィーターの交換から行なっていきますので純正ツィーターをマウント部より取り外しました。
そして新しく取り付けるカロッツェリアのツィーターと並べております。
並べてわかるのが、外径サイズがほぼ同じですね。
これは取り付けをするのに助かります。

早速マウント部にカロッツェリアのツィーターを取り付けました。
外径はほぼ同じでも少し取り付けの条件が違いましたので少しだけ加工をして無事に取り付け完了です。

そしてツィーターをドアに戻しつつ、ドアウーファーの取り付けも完了させました。
純正スピーカーが３点固定でしたのそれに合わせてインナーバッフルを作り、そのインナーバッフルにスピーカーを取り付け後、ドアに組み付けております。

あとは防水シートを元通りに取り付けて、完成です。
余談ですが、内張とシートを接着しているブチルが一部浮いてしまってたので追加でブチルを使って貼り付けをさせていただいております。

最後に内張を元通りに組み付けてドアスピーカー交換作業の完了です！
見た目を変えることなくスッキリですね。
もちろん新品のスピーカーに変わっておりますのでしっかりと綺麗な音で音楽を奏でてくれるようになりました。

最後に純正オーディオで少し音を整えて完成です。

と言った感じで本日は アウディ ＴＴ ８Ｎ のフロントスピーカーをカロッツェリアのスピーカーに交換させていただいた作業の紹介でした。