![](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194661-705x563.jpg)
本日はBMWのスピーカー交換作業を紹介したいと思います。
こちらのオーナー様はスピーカーを交換するとどのように音質が変わるのかに興味を持っていただき、ご来店時にスピーカーの試聴をしていただきました。
その結果、フォーカルのスピーカーを選んでいただきましたので交換作業となりました。
それでは作業に取り掛かって行きたいと思います。
(ブログの最後に比較試聴ありますよ〜)
![BMW_528iの純正ドア内張](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194651.jpg)
まずはスピーカー交換する前のドア内張です。
いつものようにスピーカーはドア下部ではなく上部、というよりは中程くらいの場所に取り付けられています。
そしてツィーターはいつもなら取り付けされていないのですが、5シリーズはノーマルでツィーターがあるのか、すでにミラー裏にツィーターがついている状態でした。
![BMW_528iの純正ドア内張取り外し](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194652.jpg)
先ほどの内張を取り外すとこのようになります。
BMWはモデルコードが『F』に変わってからはほとんどの車種でミッドレンジスピーカーがドア鉄板に取り付けられるようになったのですが、5シリーズは『E』の頃と同じくドア内張に取り付けられていました。
![BMW_528iの純正ツィーター](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194653.jpg)
ツィーターはミラー裏のパネルに取り付けられていますのでドア内張を取り外してもドア側に付いたままになっています。
![BMW_528iの純正ツィーターパネル](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194654.jpg)
そのパネルを取り外すとこのようになっています。
ちなみに右にハーマンタイプのパネルを並べていますが、こちらはオーナー様がこちらに交換して欲しい!ということでご自身で準備されていたパネルになります。
![BMW_528iにフォーカルのツィーター取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194656.jpg)
ということで、先ほどのハーマンのパネルにフォーカルのツィーターを取り付けて行きます。
フォーカルと言えばこの黄色いコーンが特徴ですが、もう一つツィーター形状が逆ドーム、中心が凹んでいるドーム型も特徴となっています。
ですが、こちらのモデルから逆ドームをさらに進化させてM型のツィーターとなっています。
写真では分かりにくいですが、逆ドームなのは変わらずですが、凹み始める部分を持ち上げて、断面を見ると『M』の用になっています。
Mといっても中心は丸いので完全なM型にはなっていないですが(^_^;)
こちらのツィーターをハーマンのパネルに取り付けて、車両に組み付ければツィーターはとりあえず完成です。
![BMW_528iの純正ミッドレンジスピーカー](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194658.jpg)
お次はミッドレンジの方を交換していきます。
まずは純正の状態です。
内張側にナットで固定されています。
![BMW_528iの純正ミッドレンジスピーカー取り外し](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194660.jpg)
純正スピーカーを取り外すとこのようになっております。
![BMW_528iへ取り付けるフォーカルのスピーカーと純正スピーカーを比較](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194661.jpg)
取り外した純正スピーカーと新たに取り付けるフォーカルのスピーカーを並べて見ました。
フォーカルが黄色ということもあるので、見た目は全く違いますね。
この黄色のコーンが特徴なのですが、経年変化に弱くて時間がたつと蛍光イエローが少し赤みを帯びた黄色に変わってしまうのが弱点です(^_^;)
![BMW_528iにフォーカルのミッドレンジスピーカー取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194662.jpg)
取り付けは純正のボルトナットを利用して取り付けます。
この際にフォーカルのフレームが内張に少し干渉しますので干渉する部分をカットして取り付けを行っています。
![](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194663.jpg)
ミッドレンジが取り付けできましたので次に内張の制振(デッドニング)を行います。
![BMW_528iのドア内張デッドニング](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194664.jpg)
はい、このようになります。
通常でしたらドア鉄板の方にも貼り付けを行うのですが、こちらの528iは内張側にスピーカーが取り付けられていますので、鉄板分も内張側に回して貼り付けをさせていただきました。
そうすると内張およそ全面に貼り付けるような感じになりました。
![BMW_528iのドア内張に吸音材貼り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194665.jpg)
吸音材も通常ですとスピーカー背面にレアルシルト ディフュージョンを貼り付けるのですが、貼り付け場所がないので、代わりにオーディオテクニカの吸音材をスピーカー周りに貼り付けて、内張内部で音が回りにくいような感じにしています。
![BMW_528iにパッシブネットワーク取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194666.jpg)
スピーカーの取り付けが終わりましたのであとはパッシブネットワークの取り付けです。
![BMW_528iにパッシブネットワーク取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194667.jpg)
こちらはドア内部のスペースが空いている部分に貼り付けて取り付けをさせていただきました。
![BMW_528iのドア内部スピーカーケーブル](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194669.jpg)
あとはドア鉄板側もスピーカー信号の取り出しや、パッシブネットワークとツィーターをつなげるために配線加工して準備をします。
最後に取り外していた内張を戻しつつ、配線を接続したら完成です!
![BMW_528iのドアスピーカー交換](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194677.jpg)
ミラー裏のパネルがハーマンのタイプに変わっているので少し見た目は変わっていますが、大きな見た目の変更は無く、でもスピーカー交換で音質向上しています(^ ^)
![BMW_528iのドアスピーカー交換](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194678.jpg)
パネルが変わっているのもありますが、フォーカルのツィーターは振動板が黄色いのでうっすらと黄色が見えます。
このうっすら見える感じがスピーカー交換した実感が湧きやすくていいですよね!
![BMW_528iの音質調整](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194681.jpg)
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
今回はオーナー様に許可をいただきましてスピーカー交換前後の音を動画で撮影させていただきました。
マイクで録音している音源になりますので実際の聴こえ方と同じにはならないですが(^_^;)
スピーカー交換の参考にはなると思いますのでよかったら動画も見てくださいね!
![BMW_528iのスピーカー交換作業](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/03/R1194670.jpg)
といった感じで BMW 528i(F10)のスピーカー交換作業の紹介でした^ – ^