
本日は スバル クロストレック のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はお車のオーディオの音が聞き取りづらいということでスピーカー交換をご検討、ご相談いただきました。
ほとんどのケースは純正スピーカーから社外のスピーカーに交換すれば音質は向上するのですが、せっかく新しくスピーカーを取り付けるのであれば少しでも好きな音、好きな音質のものを選んでいただきたいです。
ということで、実際にスピーカーを聴き比べていただき、取り付けるスピーカーを選んでいただきました。
それでは作業を紹介していきます。

まずはドアから作業を始めていきます。
ということで作業前の状態です。

先程の内張を取り外すとドアの内部はこのようになっております。
スバル車ではよく見かける感じのドアですね。

こちらが今回交換していく純正スピーカーになります。
このタイプを見るといつも不思議に思うのですが、ベースがオーバルなら振動板もオーバルにすれば良いのでは?もしくは丸型の振動板にするのならベースも丸型用にしたら良いのでは?

まぁすでにそうなっているものをどうこう言っても仕方がないので取り外してすっきりとさせてしまいます。

スピーカーを外してすっきりとしたところにカロッツェリアのインナーバッフルの取り付けです。
そういえば 大したことではないですが、最近あったインナーバッフルのモデルチェンジでオーバルタイプがいくつか統合されましたね。
ちなみにこちらは統合後のタイプです。

お次はスピーカー周りに制振シートを貼り付けです。
今回はスピーカー周りに貼り付けスペースが少なかったので防水シートを一部剥がしてその中にも貼り付けをさせていただきました。

貼り付け後はもちろん元通りに戻しております。

ここでスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの新しくなった『V』シリーズ『TS-V174S』をお選びいただきました。

仕上げにインナーバッフルに付属のスポンジを貼り付けて完成です。
ちなみにこのスポンジの貼り付け位置は車種によって狭く貼る方と広く貼る方があります。
クロストレックは狭く貼る方でした。

最後に内張を元通りに組み付けてドアでの作業が完了となります。

ドアの次はツィーターの取り付けです。
今回は純正位置への取り付けをご希望されましたので純正ツィーターを取り外して同じ場所にTS-V174Sのツィーターを取り付けていきます。

表のカバーを外すとツィーターが見えてきます。

早速取り外し。

外したところで新しいツィーターと並べてみました。
純正のツィーター、大きいのかと思いきやよく見ると小さいです。よく見かける小さいタイプですね。
ここでも不思議なのですが、小さなツィーターをつけるのならフレームも小さくすれば良いのに・・・
というのは置いておいて、純正と比べるとTS-V174Sのツィーターは2回りくらい大きいですね。
ツィーターに関しては大きければ良いということでもないですが、しっかりとした作りのものは大きい傾向にありますね。

先程の状態では取り付けがしづらいので、純正位置に取り付けができるように取り付けプレートを作りました。
全く同じではないですが、これで純正と同じ取り付けが可能となります。

取り付け後の写真を撮り損ねましたが、純正位置に取り付け後にパネルを組み付けると見た目の変化なしでしっかりとしたツィーターに交換完了です!
これで今回の作業は完了しましたので、

最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能とスピーカーに付属のパッシブクロスオーバーの機能を使って全体のバランスを整えさせていただきました。

と言った感じで本日は スバル クロストレック のフロントスピーカーをカロッツェリアの『TS-V174S』に交換させていただいた作業を紹介いたしました。
追伸
後日、オーナー様から交換後のご感想をいただきました。
聞き取りづらいという他にも、いくつか気になる点がおありだったそうで、低音域、高音域ともによくなりバランスが良くなります、音がクリアに広がってかなり聴きやすくなったとのことでした。
そして同じ曲が、行き(作業前)と帰り(作業後)とでは別物でした(笑)ということでした。
作業後にオーナー様から嬉しい感想をいただけるととても嬉しくなります!