カーオーディオ基礎講座 第15回

こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことや、これからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っておりますので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

マルチ接続について大まかな話

カーオーディオ基礎講座 第15回目のテーマは『マルチ接続』についてです。

カーオーディオでは『マルチ接続』と言われる接続方法があるのですが、それがどう言った接続をすることなのか、後はマルチ接続を行うことでどんなメリットがあるのか、デメリットがあるのかというところを簡単に、大まかな感じになりますがお伝えしていこうと思います。

マルチ接続を説明すると専門用語がいくつか出てきます

今回のマルチ接続についてお伝えしようと思うと専門用語がいつくつか出てきます。
それらの専門用語を知っていないと意味がわからない話となってしまうのですが、それらを全て詳しく説明していくと難しかったり、長くなってしまうので、今回は専門用語の説明はさわりだけの部分としてまずは『マルチ接続』がどんなものなのかをザックリと理解していただければと思います。

まずは名称から

『マルチ接続』の他に『デジタルマルチ』とか『マルチアンプ・マルチスピーカーシステム』や『2wayマルチ』とかいろいろ呼び方があったりします。
ですが基本的にこれらすべて『マルチ接続』のことを指す呼び方になります。

いきなりですがちょっと注意事項

ここからマルチ接続についてお伝えしようと思いますが、このマルチ接続と言われるものはすべてのユニットで出来るものではないです。
なので車を買った時に元々ついてる純正オーディオだったり、あとはお手頃な価格のナビゲーションやエントリークラスのオーディオプレーヤーではマルチ接続が基本的に行うことができません。

マルチ接続が可能なユニット

ではどういったユニットで『マルチ接続』と言われるものが出来るのか言いますと、カロッツェリアの「サイバーナビ」だったり、後はダイヤトーンの「サウンドナビ」、あとはカロッツェリアのミドルクラス位から上のオーディオユニットなどがマルチ接続可能なユニットになります。

その他にも後付のプロセッサー、DSPユニットを追加することでこのマルチ接続が出来るようになりますが、そこまで含めた話となると少しややこしくなるかもしれないので今回はオーディオ機、あるいはナビゲーションを中心とした話となっています。

改めてここからがマルチ接続についてお伝えします

前置きが長くなってしまいましたが、
まず『マルチ接続』というのは何が違うのかと言いますと、『接続』と言うくらいなのでケーブルの接続の仕方が変わります。
それもナビゲーションやプレーヤーからスピーカーまでのスピーカーケーブルの接続の仕方が変わります。

まずは通常の接続から

通常の4スピーカー接続

通常の接続方法だとナビゲーションなどの内蔵アンプ4チャンネルを右前スピーカー・左前スピーカー・右後スピーカー・左後スピーカーと、4箇所のスピーカーに接続します。

今、4箇所と言いましたが、車両によっては右前のスピーカーがツィーターとドアスピーカーで2つある場合もあります。
通常の接続の仕方をする場合はナビゲーションなどから出力された全帯域(低音から高音全ての音)をパッシブクロスオーバーに入力し、内部でツィーター用とドアスピーカー用に帯域分割を行なって2つのスピーカーに出力し音を鳴らしています。

マルチ接続の場合は

フロントマルチ接続

ではマルチ接続の場合はどういった接続になるのかと言いますと、
ナビゲーションなどに内蔵されているアンプの4チャンネルを右前ドアスピーカー・左前ドアスピーカー・右前ツィーター・左前ツィーターという形で全てのチャンネルをフロントスピーカー、前のスピーカーに接続する接続方法になります。
ですので基本的には1アンプ・1スピーカーの接続方法にする。これは『マルチ接続』になります。

マルチ接続のメリット

次にこの『マルチ接続』を行うことで得られるメリットについてですが、
まずマルチ接続対応のユニットは音質調整を行うプロセッサー・DSPが内蔵されてます。
このプロセッサー・DSPと言うのは「デジタルクロスオーバー」や「タイムアライメント」「イコライザー」などの機能があります。
『マルチ接続』行うことでこれらの音質調整機能を100%使っていくことが可能になりますので、より細かな音質調整を行うことが可能になり、結果としてより良い音を奏でることができる!と言うことが最大のメリットとなっています。

メリットに音質調整についてもう少し詳しく

ここからはマルチ接続で得られる最大のメリット、良い音を奏でることができるようになる音質調整についてもう少し具体的にお伝えしていこうと思いますが、「イコライザー」についてはマルチ接続対応でないユニットにも内蔵されていることがある機能ですので、今回は『デジタルクロスオーバー』と『タイムアライメント』についてザックリとお伝えしていこうと思います。

デジタルクロスオーバーのメリット

「デジタルクロスオーバー」で出来る音質調整は、ツィーターとドアスピーカーの帯域分割をどこで行うのかをデジタルで調整することができる機能になります。
通常の接続の場合 ツィーターとドアスピーカーの帯域分割はパッシブクロスオーバーで行います。
このパッシブクロスオーバーはどこで帯域分割を行うのか、と言うポイントがすでに決められていて、固定式になります。
それに対して「デジタルクロスオーバー」はデジタルでこの帯域分割ポイントを変更することが可能ですので、取り付けを行う車ごと、または取り付け方ごとに微妙に変わってくるベストな帯域分割ポイントに変更することが可能になります。
このベストな帯域分割ポイントを容易に探す事ができる・変更ができるおかげで、より音質を追い込んでいく事が可能となりますので、結果として音質が良くなると言う事です。

タイムアライメントのメリット

次に「タイムアライメント」ですが、ユニットから出力される音のタイミングを意図的にズラす事でスピーカーから発せられた音が耳に同時に届くようにする機能です。
こちらもイコライザーと同じくマルチ接続対応していないユニットにも内蔵されている事がある機能なんですが、タイムアライメントは基本的に1アンプごとに出力タイミングをズラす機能になります。
なので通常の接続をしていると右と左のタイミングをズラす事は可能ですが、パッシブクロスオーバーを介して鳴らしているツィーターとドアスピーカーのタイミングをズラす(補正)する事が出来ません。
それに対してマルチ接続を行う事で1アンプ・1スピーカーの接続となっていますから全てのスピーカーの出力タイミングを補正する事が可能となり、全てのスピーカーの音が同時に耳に届くようになります。
なので「タイムアライメント」はマルチ接続を行う事で能力を100%活かせる機能なのです。

1スピーカーごとにタイムアライメントをかけれる効果

この「タイムアライメント」を使ってスピーカーから発せられた音が同時に耳に届くようになるとどういった効果があるのかと言いますと、
ボーカルが目の前だったり、ダッシュボードの中央付近で歌っているような明確な定位感だったり、演奏しているステージの手前・奥・幅などが分かるようなステージング感を感じる事ができるようになります。
マルチ接続に対して通常の接続をしてタイムアライメント機能を使った場合は、ある程度の定位感やステージング感を感じる事は可能ですが、やはりマルチ接続に比べるとぼやっとした曖昧な感じになります。
この「定位感」や「ステージング感」はそう言う風に聴こえる『感覚』なので、言ってしまえば錯覚ではありますが、でも「定位感」や「ステージング感」がある音の方がより自然に聴く事が出来ますのでとてもメリットです。

マルチ接続でのデメリット

上記がマルチ接続と音質調整のメリットになるのですが、マルチ接続を行う事でデメリットもあります。

先程お伝えしたように内蔵アンプの4チャンネル全てをフロントのスピーカーに接続しますのでリアスピーカーが鳴らせなくなります。
後ろからも音が欲しい方や後部座席によく人を乗せる方などにはリアスピーカーは重要なスピーカーとなると思いますので、マルチ接続をしてリアスピーカーが鳴らなくなると言うことはデメリットになります。

2つ目のデメリット

もう1つデメリットを挙げるとすると、
タイムアライメント機能はある1箇所でベストな状態で聴こえるようにする機能です。
運転席にベストポジションを設定すると助手席や後部座席では同じ音を聴く事が出来ません。
なのでどこに席に座っていても出来るだけ同じ音で聴こえるようにしたい、と言う方にとってもマルチ接続、タイムアライメントと言うのはデメリットになると思います。

マルチ接続をオススメしたい方

最後にどんな方にとって『マルチ接続』オススメかをお伝えしますと、
普段は自分一人で車に乗る事が多くて、自分のために出来るだけ良い音で音楽を聴きたい方や、ボーカルが自分の目の前で歌ってくれてるような感じで聴きたい方、などに非常にオススメな接続方法です。

マルチ接続をオススメ出来ない方

反対にどんな方には向かないかと言いますと、後ろからも音が聞こえるようにしたい方、後部座席に乗った人にも良い音で音楽を聴いてほしい方、そう言った方にとっては『マルチ接続』は向かない接続方法になるのではないかと思います。

マルチ接続、少しはご理解いただけました?

今回は『マルチ接続』についてお伝えさせていただきました。
細かなところを伝えするともう少し細かな話もありますが、まずは『マルチ接続とはどういう接続なのか』『それによってどんなメリットがあるのか・どんなデメリットがあるのか』と言うところを知っていただけると嬉しいです。

後は余談ではありますが、『マルチ接続』に近い接続方法に『バイアンプ接続』というものもあります。
ほとんど同じ接続方法にはなりますが、カーオーディオの場合少し分けて呼び分けをしています。
このマルチ接続とバイアンプ接続の違いなんかも改めてお伝えしようと思いますので、興味がある方はそちらも見ていただけると嬉しいです。

動画もあります

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
ただ内容としましてはほとんど同じことをお伝えしております。

第14回 サブウーファーを3タイプに分けて特徴と選び方

サブウーファーの種類を大きく3タイプに分けてその3タイプの特徴をお伝えしながら「どういった方」に「どういったタイプのサブウーファーが合うのか」というのを大まかではありますがお伝えしております。

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第16回 バイアンプとは?接続方法・メリットなど

前回お伝えした「マルチ接続」と似ている接続方法に『バイアンプ接続』があります。
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