カーオーディオ基礎講座第4回

カーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。

カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っていますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っております。
ですので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

サブウーファーの役割とメリット

サブウーファーの役割とメリット

カーオーディオ基礎講座 第4回のテーマは『サブウーファーの役割とメリット』についてです。

いきなりですがサブウーファーの役割というのは『低音を鳴らす』ことです。
ドアスピーカーでも低音を鳴らしているのにサブウーファーを追加する意味や、サブウーファーを追加することで得られるメリットについてお伝えしていこうと思います。

サブウーファーとその他のスピーカーの役割

先ほどもお伝えしましたが、サブウーファーの役割は『低音を鳴らす』ことです。
ではツィーターであったりドアスピーカーというのはどういった役割があるのかと言いますと、
ツィーターは『高音を鳴らす』ことが役割です。
そしてドアスピーカーは『低音から中音まで鳴らす』のが役割です。

ドアスピーカーで鳴らしている低音

すでに取り付けられているドアスピーカーでも低音を鳴らしているのに更に低音を鳴らすサブウーファーが必要になるのか?と考えられるかと思いますが、ドアスピーカーで鳴らすことができる低音の限界値が大体50Hzくらいです。
なかには低音を良く鳴らすことができるスピーカーもありますので、そう言ったスピーカーですと大体40Hzぐらいまで鳴らすことができるものもあります。
またはあまり低音を鳴らせないスピーカーですと60Hzとか80Hzくらいまでしか鳴らせないものもあります。
スピーカーによって多少限界値は違いますが、一般的な16cmや17cmのドアスピーカーが鳴らせる低音の限界値は50Hzくらいと言った感じです。
もちろんもっと低い音もドアスピーカーで鳴らせることは鳴らせるのですが、どうしても音量的に小さな音量でしか鳴らせないので しっかりとした音として鳴らせるのが大体50Hzくらいということになります。

CDに収録されている帯域

ここでちょっと話が逸れますが音源の話をしたいと思います。
最近ですと音楽を聴かれるのにUSBだったりSDカードだったりで音楽を再生したり、また Bluetooth で鳴らしたりされている方が多いと思います。
ですが、ここでは分かりやすくCD を基準に話をさせていただきます。
CD に録音されてる音源の周波数は低い音がが20Hzから高い音が20kHzまで。
この20Hzから20kHzという帯域の信号が収録されています。

ここで少しおさらいです


CDに収録されている帯域は20Hzから20kHz。
ドアスピーカーで鳴らせる低音の限界はおよそ50Hz。
ということはドアスピーカーでは20Hzから50Hzの間にある低音はきちんと鳴らせていない。ということになります。
50Hzから上(高い音)が鳴らせていれば音楽としては成立していますので音楽を聴くことに大きな不満は出てこないと思いますが、CDに収録されている全ての情報を再現しきれていないことになります。

そこで登場するのがサブウーファーです

サブウーファーはドアスピーカーで鳴らすことの出来ない50Hz以下の低音を受け持つスピーカーなります。
既存のオーディオシステムにサブウーファーを追加することではおよそ20Hzから20kHzまでCDに録音されている帯域全ての音がきちんと鳴らせるようになるのです。

サブウーファーのメリット

先ほどはサブウーファーの役割についてお伝えしましたが、次はサブウーファーを追加したことで得られるメリットについてです。

低音を鳴らせるようになる

メリットとして1番分かりやすいのはドアスピーカーで鳴らせていなかった低音を鳴らすことが出来るようになる、聴こえやすくなる というところです。
実際に50Hzよりも低い音と言いますと、パイプオルガンの低い音だったり、ピアノの一番低い音、そして和太鼓のすごく大きな物ですとやはり50Hzよりも低い音を鳴らしています。
そういった楽器などの音をきちんと鳴らせるようになることがサブウーファーを追加することで得られるメリットです。

低音が鳴ることでの変化

1番わかりやすいメリットが鳴っていなかった低音が鳴るようになる、というところではあるんですけども、きちんと低音が鳴ることによって得られメリットがあります。
それが音全体の鳴り方、聴こえ方が変わってくる、ということです。
低音は音の1番基礎となる部分です。
その低音の上に中音だったり高音が重なっていきますので低音がしっかりに鳴ることによって中音の聴こえ方だったり高音の聴こえ方も変わってきます。
具体的にどういう風に変わってくるのかと言うと、男性ボーカルの声の芯が太くなったり、またベースの音の芯が強くなったりっていうことがあります。
後は女性ボーカルでも柔らかい、優しい声に聴こえるようになったりということもあります。
その他にも低音部分にもステージ感だったり空気感みたいな情報も入ってますので、低音がしっかりと鳴ることで空気感や余韻というものも再現しやすくなります。

カーオーディオ特有!サブウーファーのメリット

後はカーオーディオの場合、どうしても走ってますのでロードノイズが発生します。
ロードノイズは低い帯域に多く含まれるノイズですので、どうしても低音部分がマスクされやすいです。
そうすることで低音が聴こえにくくなりますので、サブウーファーを追加して低音を補強してあげることで走ってる時でもきちんと低音が聴こえるようになることもサブウーファーを追加することで得られるメリットです。

サブウーファーについて参考になれば幸いです

今回は『サブウーファーの役割とメリット』について簡単にお伝えさせていただきました。
サブウーファーは非常に奥が深いものですのでもっと色々あるんですけど、そういった奥の深い部分をお伝えしようと思うと非常に難しくなったり、長くなっちゃったりしますので今回は簡単に役割とメリットについてお伝えさせていただきました。

今回お伝させていただいた話がサブウーファーについて考えてみるきっかけになったり、知識の足しになれれば幸いです。

今後もこういった形でカーオーディオの基礎知識であったり専門用語などを解説していこうと思いますので少しでも参考になるなと思って頂いた方はまた次も見てくださいね。

動画もあります

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画もあります。
内容としましてはほとんど同じ内容を話しております。

ただ、僕が淡々としゃべっているだけの動画ですので、決して面白いものではありませんからね^^;

第3回 スピーカーの種類について

スピーカーの種類、コアキシャルとセパレートについて簡単に特徴やメリット・デメリットなどをお伝えしております。

第3回はこちら

第5回 ユニットの相性

カーオーディオのユニットはプレーヤー・ナビゲーション・アンプ・プロセッサー・スピーカーなどいろいろな種類がありますが、その中でも一番基本的な組み合わせである「内臓アンプタイプのプレーヤー・ナビゲーション」と「スピーカー」の相性についてお伝えしております。

第5回はこちら

音楽や音質の好みは食べ物の好みと同じように人それぞれ異なります。
愛車でドライブする時に『好きな音楽』を『好みの音質』で楽しめたらドライブがもっと楽しくなると思いませんか?
車内で過ごす時間・ドライブを今まで以上に楽しみたい!そんなあなたの為にあなた好みの心地よい音質、そしてお気に入りの音楽をもっと楽しめる時間をご提供をしております。
九州でカーオーディオのことなら福岡市南区にあるTONEまで!



《お問い合わせ》


「ホームページを見た」とお伝えください
営業時間:10時〜19時
定休日:火曜日

PAGE TOP