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本日はBMW M240i のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は以前別の車の作業をさせていただいていたのですが、今回はお車を増車されたということでそちらのお車のスピーカー交換もご相談いただきました。
スピーカー交換の際はどのスピーカーを取り付けるのか決める際は実際に聴き比べていただくことが一番ですので、店内にておすすめさせていただいているスピーカー3種を聴き比べていただき、取り付けるスピーカーをブラムをお選びいただきました。

それでは作業を紹介していきます。

BMWM240iのドア内張

まずは作業前のドアの状態です。
BMWらしいシンプルなデザインのドア内張ですね。

BMWM240iのドア内張

スピーカーの構成はノーマルオーディオのようでドア上部のミッドレンジのみの状態で、ツィーターはありませんでした。
これくらいの年式のBMWはほとんどの方はノーマルオーディオで乗られている印象で、ほとんどツィーターが付いていませんでしたね。

BMWM240iのドア内部

そして先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。

BMWM240iの純正ドアスピーカー

そしてこちらが純正ミッドレンジスピーカーになります。
いつも見かけるBMW純正ですね。

BMWM240iの純正ドアスピーカーを取り外し

先ほどのスピーカーを交換してきますのでまずは取り外します。
そして今回はミラー裏のパネル部分にツィーターを取り付けていきますのでパネルも同時に取り外してしまいます。

BMWM240iのサイドミラー内パネル

まずはツィーターの取り付けから行なっていきます。
ミラー裏のパネル部分にツィーターを取り付けていくのですが、そのままの状態で取り付けを行うとツィーターが表に出てきて見た目が変わってしまいます。
なので今回もハーマンカードンサウンドオプション付き車用のパネルを用意しました。
こちらのパネルにはツィーターを取り付けるスペースがありますのでツィーターを表側に出すことなくツィーターを取り付けることが出来ます。
一眼でわかるかと思いますが左側がハーマンのパネルで右側が元々のパネル(助手席側)になります。

BMWM240iのハーマンツィーターとブラムのツィーター

ブラムのツィーターを取り付けるためにパネルをバラしていると中にハーマンカードン用のツィーターが取り付けられていました。
なので新しく取り付けるブラムのツィーターを並べてみました。
ブラムのツィーターは非常に小型で、純正サイズよりも一回り小さくなっております。

BMWM240iのハーマンツィーターとブラムのツィーター

小さいままでは純正位置へ取り付けてもグラグラしてしまいますのでサイズを純正と合わせるためのリングを取り付けます。
これで純正位置へピッタリサイズとなりました。
ちなみに小さなことですが、ツィーターに付いている爪の位置が少し違います。
純正の方はあまり上下方向がない感じのデザインですのでどの位置に爪があっても気になりにくいですが、ブラムの場合にはエンブレムが付いていますのでこのエンブレムがひっくり返ったり、斜めになっては気になってしまいますので実際にパネルに取り付けた際にエンブレムが水平になる位置に爪を持ってきております。

BMWM240iのミラー裏にブラムのツィーターを取り付け

実際にパネルに組み付けるとこのようになります。
スピーカーグリル越しなのでブラムのエンブレムはほとんど見えないですが、うっすら見えるのでやっぱり水平が出ていた方が気持ちがいいですよね。

BMWM240iのミラー裏にブラムのツィーターを取り付け

先ほどのパネルをドアに取り付けるとこのようになります。
これでツィーター本体の取り付け完了です。

BMWM240iのドアスピーカー背面部を吸音処理

ツィーターの取り付けが終わりましたのでお次にミッドレンジの取り付けを行なっていきます。
と、その前にスピーカー背面部に吸音材を貼り付けていきます。
まずは貼り付け前の状態です。
当たり前ですが何もない状態ですね。

BMWM240iのドアスピーカー背面部を吸音処理

そこにオーディオテクニカの吸音材『AT7570R』を貼り付けていきます。
グレーっぽい鉄板からグレーの吸音材になったので違いがパッとみただけでは分かりにくいですが、しっかりと貼り付けておりますよ。

BMWM240iのドアにオリジナルインナーバッフルを取り付け

スピーカー背面に吸音材を貼り付けたらお次にミッドレンジを取り付けるための土台となるインナーバッフルを取り付けます。

BMWM240iのドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが終わったところでスピーカー周りに制振シートを貼り付けていきます。
この作業はスピーカーを取り付けた後でも良いのですが、貼り付け後に圧着する際にヘラを使いますから間違ってスピーカーに傷をつけてしまいたくないのでスピーカーを取り付ける前に行なっております。

BMWM240iのドアにブラムのスピーカーを取り付け

そしていよいよミッドレンジスピーカーの取り付けです。
スピーカーを取り付けた後はスピーカーの周りに遮音のためのスポンジを貼り付けて仕上げております。

BMWM240iのドアにブラムのスピーカーを取り付け

一歩下がってみるとこんな感じとなっております。
ミッドレンジスピーカーを取り付ける前にツィーター用のハイパスフィルターとミッドレンジ用のローパスフィルターをドア内部の邪魔にならないところに取り付けております。
もちろん各フィルターから各スピーカーへのスピーカーケーブルの配線も行なっておりますよ。

BMWM240iのドア内張をデッドニング

後は内張を組み付ければ完成なのですが、その前に内張の制振作業も行います。
ということで制振前の状態です。

BMWM240iのドア内張をデッドニング

そこから振動しやすい場所を選び部分的に制振シートを貼り付けです。

BMWM240iのドア内張をデッドニング

制振シートの貼り付け後は元々あった吸音フェルトを元の位置に戻して内張の制振作業の完了です。
あとはこの内張をドアに組み付ければ、

BMWM240iのドアにブラムのスピーカーを取り付け

フロントスピーカーの交換作業完了です!

BMWM240iのドアにブラムのスピーカーを取り付け

ミラー裏のパネルはハーマンのロゴ付きパネルに変わりましたので見た目は少し変わってしまっていますが、それでもパネル自体は純正品ですので見た目に違和感なくすっきりとした仕上がりですね。

BMWM240iのオーディオ音質調整

そして最後は純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。

BMW M240i フロントスピーカー交換

と言った感じで本日はBMW M240i のフロントスピーカー交換作業を紹介させていただきました。

最後にちょっと雑談

2シリーズは今まで何度も作業をさせていただいておりましたが、いつも220iでした。
今回初めてのM240iの作業でした。

後は本日からお盆休み!という方も多いかと思いますが、当店は今年のお盆は通常通り営業することにしました。
なので15日まで普通に営業しておりますので普段なかなか時間が取れない。という方もご来店くださいね(^^)

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