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本日は フォルクスワーゲン ゴルフ のツィーターを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのお車は何度かに分けて段階的にシステムアップをしていただいています。
前回の作業はこちら↓

オーディオシステムとしては一通り完成している状態だったのですが、そこからさらに音質アップをしたい!とのことでご相談をいただきました。
一通りオーディオシステムが完成してからの更なる音質アップとなると大体のパターンでは
・オーディオアクセサリーの導入
・取り付けの見直し
・スピーカーやアンプなどのユニット交換
などがあります。
そこでスピーカー交換をさせていただくことまで決まったのですが、じゃあどのスピーカーにするのか?と言ったところでだいぶ悩まれました。
というのも、取り付けていただいているスピーカーがブラックスのグラフィックシリーズで、これから音質アップとなれば基本的にはさらに上位のスピーカーに交換することになります。
そのスピーカーを選んでいただくために試聴となりましてもグラフィック以上のスピーカーが当店の試聴ディスプレイでは限られておりまして、さらにその限られたスピーカーを聴いていただいてもグラフィックの方が音色的に好みとのことで、なかなかこれだ!というスピーカーが決まりませんでした。

実際に聴いて選ぶのが一番ですが試聴機が限られていますので、そうなれば「実際に変えてみるないとわからないので変えてみます!」とオーナー様が決められましたので、まずは交換がしやすいツィーターだけでも交換をしてみて、様子をみていただくこととなりました。

と、ちょっと前置きが長くなりましたが交換の様子を紹介させていただきます。

フォルクスワーゲンゴルフのピラーにブラックスのスピーカーを加工取り付け

まずは今までの状態です。
Aピラーを加工してツィーターとミッドレンジを取り付けさせていただいておりました。

フォルクスワーゲンゴルフのピラーにブラックスのスピーカーを加工取り付け

ピラーを取り付けた状態のまま交換ができれば一番良いのですが、裏から固定をしているのでそれはできません。
ということでまずはピラーを車両から取り外しです。

ブラックスのグラフィックシリーズとマトリックスシリーズのツィーター

ツィーターを取り外したところで新しく取り付けるツィーターと並べてみました。
今回取り付けさせていただくツィーターはグラフィックシリーズの1つ上のグレード、ブラックスのフラッグシップシリーズ マトリックスのツィーター『Matrix ML-28 PRO』です。
同じグラックスのツィーターになりますのでなんとなく似た感じになっていますが、わかりやすい違いとしては振動板です。
左のグラフィックシリーズはアルミ振動板にセラミックのコーティングが施されているとのことで白色になっています。
右のマトリックスシリーズはシルク振動板にアクロナールという特殊アクリル樹のコー天狗が施されているそうです。
アクロナールが何色かわかりませんが^^; 素材によって振動板の色に違いが出ていますね。
そして振動板の直径もグラフィックシリーズが25mm 。マトリックスシリーズが28mm と違いがあります。
ぱっと見ではわかりにくいですが、よくみるとマトリックスシリーズの方が少し振動板が大きいですね!

この振動板の素材とサイズの違いで音が変わってくるのですが、
あくまで一般的な傾向として、
金属振動板の方が音のキレやスピード感があり、シルクなどのソフト系は柔らかく、優しい音色になりやすいです。
そして振動板のサイズが小さいとこれまたキレやスピード感が出しやすく、大きい方が高音の中でも低めの音まで鳴らしやすく、余裕のある鳴り方をしやすい傾向にあります。

ということもあり、ツィーターに関してはグラフィックとマトリックスはちょっと性格の違うものになっております。
どっちが優れているというよりは、どっちが好きか?って感じですかね。

ブラックスのグラフィックシリーズとマトリックスシリーズのツィーター

せっかくなので裏側も見比べてみました。
グラフィックシリーズのツィーターはモデル番号などがシールなどでなく、浮き上がった感じになっているのでちょっとしたこだわりを感じますが、マトリックスの方が金文字になっているので高級感がありますね。

ブラックスのグラフィックシリーズとマトリックスシリーズのツィーター

あとは横から見た感じですが、大体同じようなサイズ感ですが、マトリックスの方が少しだけ前後の長さが長くなっていますね。
取り付け面から後ろ側、いわゆる取り付け奥行きも1mm マトリックスが深いのですが、取り付け面から手前側が4mm マトリックスが高くなっています。
合わせると5mm 前後に長くなっていることになりますね。

フォルクスワーゲンゴルフのピラーにブラックスのスピーカーを加工取り付け

一通り見比べたところで早速ピラーにマトリックスのツィーターを取り付けです。
実は直径も1mm マトリックスの方が大きくなっているので、もしかしたらスポッとは取り付けできないかも・・・と思っていましたが、ギリギリジャストフィットでした!
見た目に関しては好みが分かれるかもしれないですが、マトリックスシリーズに変わってちょっと渋めな感じになりましたね。

取り付け後は以前取り付けさせていただいたヘリックスのDSPを使って全体のバランスを取り直して完成です!

フォルクスワーゲン ゴルフ ツィーター交換

と言った感じで今回は フォルクスワーゲン ゴルフ のツィーターをグレードアップさせていただいた作業を紹介させていただきました。

追伸
後日、オーナー様から連絡がありまして良い方向に音が変化したとのことでした。
ですので、後日ミッドレンジやウーファーの交換もさせていただく予定となっております。

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